自宅では2匹の猫(ドラとゴン)を飼っている。
この猫たち、可愛い顔をしていながら、かなりの悪で、隙があれば悪戯をする。
寝室の布団カバーやシーツをかじったり、事務室を荒らしたり、人が食べるものを横取りしたりと、悪いことし放題である。
その防御策として、入ってはいけない部屋に柵状の扉を付けたり、進入禁止地帯に鼠返しならぬ猫返しを付けたり、料理中は料理をする人、出来たものを見張る人と手分けしたりと、気が気でない。
それでも、無類の猫好きな妻は「こら! ダメ!」と言いながら、楽しそうである。

自分は今日も柵を製作している。
いつもそうだが、新たに取り付ける柵などは、市販のものではない。
市販のものは部屋の雰囲気を壊すため、なるべく使いたくない。
室内と同じトーンのものを自作するのである。
また、猫の悪戯対策ごときに大した費用はかけられない。作る際は、基本的に廃材を使い、費用をかけても2千円程度に抑えるのである。
ほぼ廃材だけで作るとなると、かなりの工夫が必要だ。猫は跳躍力があり、低めの柵は飛び越えてしまう。また、頭が通る隙間なら狭いところでもするすると通り抜ける。爪を立ててボロボロにされる可能性がある。などなど、あらゆることを想定しながら、手元にある材料だけで作るのである。
製作している自分を見て妻が猫に言った。「お父ちゃんね、ドラちゃんとゴンちゃんのために作ってくれているんだよ」
自分は思う。『猫のためやなくて、猫のせいで作らざるを得ないんや。そして、俺は猫の父親やない(笑)』
工作するのは苦にならない。頭も手先も使うからボケ防止にもなる。
宿泊棟も年に2回・4月と11月にメンテナンスをするが、基本的には自分でやる。床の再塗装から、新たな棚などの製作など。
回を重ねる度、工作物の精度が上がるのは、ドラとゴンのおかげでもある。
少しお洒落な家でお猫様との暮らしは続く。