About 櫻井剛

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お客様とのドライブ(ひとり旅大歓迎)

9月に入り美瑛は肌寒く感じる日が増えてきました。 今月は、ひとり旅のお客様が多くいらっしゃる月です。 シュカブラを起点に車で道内をドライブされる方、お部屋でテレワークをされる方、そして、飛行機と汽車やバスを乗り継いでお越しになられた方と様々です。 公共交通機関でお越しになられたお客様は、ご滞在中、平成8年から乗っている少し錆の入った古く乗り心地の悪い私の愛車ランドクルーザーで美瑛の丘や隣町、東川町の北の住まい設計社の雑貨屋さんなどをご案内しました。 私がよく撮影に行く、観光客にはあまり知られていない丘を案内、車窓から見えいる風景に「どこも素敵、美瑛は全部素敵」と感動され、私もとても嬉しく思いました。 また、農家さんが朝収穫したばかりの野菜を販売している「美瑛ふるさと市場」や地元のスーパー、そしてコーヒー専門店「ゴーシュ」さんにも一緒に買い物に行けました。 写真は、お客様と一緒に見た夕焼けです。 私が宿をやる上で大きな目的としていることのひとつに、地元の文化や生活を知ってもらうことがあります。確かに、車でお越しになられた方が、自由に動けて良いのかもしれません。でも、反対に車がない場合には、私が知っている美瑛や近郊の街を案内でき、あまり知られていない色々なことをお伝えすることができます。 宿にも色々なスタイル、方針があり、それぞれの考えのもと経営しているため、場合によってはお一人のお客様、どういうわけか、特に女性の一人旅のお客様を敬遠するところもあるようです。 シュカブラは、リフレッシュしたい、また、田舎のゆっくりした時間の中でテレワークなど仕事をしたい、移住を検討しているという方など、お一人でお越しになられる方も大歓迎です。 お車でお越しの方でも、ご希望があれば可能な限り私の車でご案内させていただきたいと思っています。もちろんお二人のお客様でも。(私は聞かれていないことまで沢山話しますが、それでも良ければ) シュカブラから正面に見える十勝岳は活火山で常に噴煙を上げています。最近、少し噴煙が大きくなったような気がします。約30年周期で噴火しているのですが、前回の噴火から34年ほど経ちます。そろそろ噴火するのかなぁ。噴火しても、変な不評被害がなければよいのですが。

2021-09-09T13:21:07+09:002021.09.09|

収穫の時

美瑛では、ジャガイモの収穫が真っ盛りです。 後ろにジャガイモを拾い上げる機械を付けた巨大なトラクターが畑を行きかいます。拾い上げる機械の上には、農家のお母さん方や季節アルバイトの方が乗り込みジャガイモの選別作業も行われます。 農地があまりにも広いため、遠くから見ているとミニカーのようなトラクターがゆっくりのんびり動いているように見えますが、機械の上は戦場のように忙しいのでしょう。何百個というジャガイモが次々に機械で拾い上げられますが、一瞬で選別しなければならないのですから。 美瑛の街に出ると「美瑛ふるさと市場」という地元民御用達のお店があります。農家さんが朝収穫したばかりの野菜が並びます。ジャガイモやトウモロコシ、トマトやメロン、キャベツの他、珍しい野菜も。朝9時半のオープンですが、9時10分ごろには店の前に人が並び始めます。一般の人、飲食店の人、そして噂を聞いた観光客。美瑛に数日滞在される方には、是非ご利用いただきたいお店です。地元のお母さん方が作った総菜も売っています。大人気なので、昼過ぎには野菜も総菜も売り切れになります。 今日、シュカブラの近くの畑の前に北海道外ナンバーの車が停まっていて、畑に入りドローンを飛ばしていました。気になったので声をかけたところ、畑に入ることやドローンを畑の上に飛ばすことも許可を貰っていないとのこと。「立入禁止」の看板が目の前にあるにも関わらず。不法侵入であること、美瑛ではドローンを私有地上に飛ばすには地権者の承諾が必要であることを伝えましたが、ちゃんと理解してもらえたのか疑問です。 明日からは9月です。早い年ですと大雪山に初雪が降る頃ですが、今年は気温が高めなので、雪も少し遅いのでしょうか。先週は朝に冷えることが多かったですが、今週は少し湿度が高めです。 9月下旬から十勝岳温泉付近の紅葉が始まり、紅葉やナナカマドの赤で山がいろどられます。私が本州ではなかなか見られないものと感じるものは、シラカバやダケカンバの黄色い葉と白い幹です。夕陽に照らされ山肌一面に浮かび上がる白い幹は何とも幻想的です。

2021-09-08T16:46:49+09:002021.08.31|

そば畑の彩(北海道の蕎麦は日本一)

美瑛の今日の最低気温は、8.8℃、上空は晴れ、下界は富良野方面から流れ込んでくる霧に覆われました。でも、日中の予想最高気温は30℃越え、秋が近づくにつれ、こういう日が増えてきます。 今朝は、丘を漂う霧の間から時折見えるトウモロコシの穂や蕎麦の花が夜露に濡れ、朝陽が差し込むとキラキラ輝き、まるで宝石の畑のようです。 今年は6月から雨が降らない日が続き、農作物の生育が悪い状態です。周りのそば畑の花も例年より小さく、実の付きも悪いように見えます。 近所の農家さんも「こんな年は、これまでにない」と悲鳴を上げています。 とは言え、例年、お盆を過ぎるころから、そばの刈り取り作業が始まります。 巨大なコンバインが畑を行きかいバリカンで髪の毛を刈るように一気に坊主にしていきます。蕎麦の花は白く、実は黒く、少し花の残った状態で刈り取ります。あまり、知られていないのですが、そばの茎は赤色です。ポリフェノールの一種、アントシアニンの色らしいです。 蕎麦畑の刈り取りでどう景色が変わるか、昨日まで白かった丘が、今日には赤に変わるのです。運よく刈り取り作業を目にすることができれば、コンバインが走ったところから、白から赤に変わるところが見られます。当たり前のことなのですが、何か不思議。 写真は、シュカブラの隣の今朝のそば畑の様子です。白が花、黒が実で赤い茎が下に控えているようです。 昨年のそばの刈り取りは8月17日、今年は、種まきも遅く、成長も遅かったので、まだ刈り取られていませんが、おそらく来週から刈り取りが始まるのではないでしょうか。 蕎麦と言えば、有名なのが信州や北関東ですが、実は北海道は全国の生産量の43%(令和2年度)を占めています。北海道内では各地で安くて美味しいそばが食べられ、美瑛町内にも美味しいお蕎麦屋さんがあります。ヨーロッパの農業地帯のような景色で、洋食を味わうのもいいですが、時にはあっさり地元野菜の天ぷらと蕎麦というのもお勧めですね。

2021-08-20T09:33:20+09:002021.08.20|

プロポーズの成功(若いお二人の幸せ)

寒いです。10日ほど前の書き込みは「暑いです」で始まりましたが、今の美瑛は肌寒いです。ほぼ2か月ぶりに雨が降っています。 この2か月間に、春に植えた3本の白樺のうち、1本が枯れました。昨年のオープン時に植えたシャラやヤマボウシも元気がありません。 さて、先日ドキドキすることがありました。 カップルでお越しになられたお客様がご滞在中にプロポーズをされるというのです。ご予約の時点からそのことをお聞きしており、ご旅行中のプロポーズなので、「OK」になる可能性が極めて高いのだろうとは思っていましたが、万が一のことがあったら、私たちはどのような顔をすればよいのだろう、どんなシチュエーションで伝えるのだろうなどと、ワクワクドキドキしながら時が流れるのを待ちました。 お預かりしていた花を受け取りに来られたとき、 「これからですか?」 「しました。」 「どうでした?」 「OKでした。」 ほっと肩をなでおろしました。 チェックアウトの際、シュカブラのシンボルツリーをバックにお二人の記念写真を撮らせていただきましたが、薬指に婚約指輪をされた彼女のとても嬉しそうな笑顔が印象的でした。 末永くお幸せに!! 写真は、プロポーズ前日の8月7日(北海道では七夕を祝う日)のシュカブラの夜空です。 プロポーズの成功とお二人の幸せを願うような満天の星空でした。 これから北海道は一雨ごとに涼しくなっていきます。早い年ですと8月下旬には大雪山山頂に初雪が降ります。 私たちの好きな季節、秋はもうそこまでやって来ています。 10月には薪ストーブを焚きながら、紅葉の美しい丘をゆっくりと見られることでしょう。

2021-08-10T19:57:27+09:002021.08.10|

夏空と麦稈ロール

暑いです。美瑛の隣、旭川市の江丹別という地区では、昨日の気温が38℃越えで全国1位でした。気温もさることながら、まともな雨が全く降りません。 この暑さで、エアコンの売れ行きがすさまじいらしいですが、設置業者も天手古舞、電気屋さんで物は頼めても、設置までに時間がかかるため、何を思ったか建設会社に電話して、エアコン設置を依頼する人がいるようです。 今、道産子はこの暑さにやられていますが、本州からのお客様がご到着の際、揃って口にされるのが、「北海道も暑いですね。でも日陰や夜は涼しいですね。」です。 そうなんです。道外に比べ、明らかに湿度は低いため、日の当たらないところは、涼しく感じます。道産子で夏の道外に住んだことのない人は、東京や大阪の30℃程度の暑さを知りません。本州は35℃以上の猛暑日にならなくても、夜も涼しくない、日陰にいても日向と変わらず、吹いてくる風も湿度を持った熱風です。三重や大阪に住んでいたころを思い出し、ぞっとします。「北海道は日本一暑い」と言っている道産子には、是非、この時期の東京や大阪にいって、地獄の暑さを味わってほしいものです。 今、美瑛の丘は麦の収穫が最盛期です。先導車と後方確認車に見守られながら、道幅2車線分を跨ぎ巨大なコンバインが、シュカブラの前の道を通り過ぎていきました。お客様もこれをご覧になられたようで「凄い、あんな巨大なコンバインは見たことがない」と大はしゃぎです。 麦は穂が刈り取られ、畑に残った茎の部分は円筒状の麦稈(ばっかん)ロールになります。牧草ロールではありません。この後、ロールは牛や馬の寝床に使われるため、トラックで運ばれます。 丘にコロコロしているロールは可愛らしく見えますが、重さは300キロ以上、間近で見るとやはり巨大です。 時々、このロールの上に乗っている観光客を見かけます。「触ってみたい。乗ってみたい」という気持ちも分かりますが、畑は私有地です。絶対に入らないでください。道からそっと眺めましょう。 今週は、雨が降る予報です。天気予報を見ていると、「降る」と予想しているのではなく、「降ってくれ」と願いを込めて発表しているように見えます。

2021-08-01T08:00:57+09:002021.08.01|

雨が降らない富良野や美瑛(花畑の最盛期)

富良野や美瑛はまだ、雨の降らない日が続いています。まともな雨が降ったのは、6月初旬、農作物は大丈夫なのでしょうか、心配です。 シュカブラの敷地内に蒔いたキガラシは、この日照り続きで発芽率が悪くまばらな成長です。雨が降らないと草花の伸びが悪いどころか、雑草まで枯れてきているように見えます。今後の天気予報を見ても、ほぼ晴れマークです。 さて、7・8月と沢山のお客様にお越しいただいていますが、一つ悩みがあります。悩みと言っても贅沢な悩みかもしれません。 私が宿をやっている上での一つのテーマが、私が北海道に移住してから「楽しい」「美しい」「美味しい」と感じたことを、お泊りになられた方に伝え、感じてもらうことですが、沢山ありすぎて、伝えきれていないということです。「あそこのご飯が美味しい」「この時間帯の空が綺麗」「ここで見る夕焼けは最高」「この季節の朝霧が幻想的」などなどありますが、お越しになられるお客様は、やはり旅行中という限られた時間しかありません。「あそこのディナーが美味しい」からとお勧めし、お食事に行かれている間に、シュカブラから見える夕焼けがとでもなく綺麗になったり、「早朝に〇〇の丘に行けば、いい景色が見られる」とご案内し、お客様が出かけられている間に、キツネが敷地内をウロウロチョロチョロしたり、楽しんでいただけると思えることが沢山ありすぎて、それが同時に訪れてしまい、どちらかしか感じていただけなくて、とても悔しく思ってしまいます。 連泊やリピートしていただけると、お伝えできることも増えますが、ここに住んでいる自分でさえ、身体が2つあってほしいと思うタイミングがしばしばあります。 見られなかったとき、食べられなかったとき、こんな時は、その時に欲張らず、次回の出会いに期待しようと思うようにしていますが、なかなか・・・。 写真は、シュカブラから車で3分のところにある農地です。畑を休ませるために緑肥として栽培されているキガラシ。流石、プロが作ると干ばつでも綺麗に咲いています。 思わず入りたくなる気持ちは分かりますが、畑は私有地であり、農家さんの大切な財産、皆さんに美味しい作物を届けるために使われる土地です。絶対に入らないでくださいね。 それと、早朝や夕暮れ時の丘を見る時は、静かに見てほしいです。静寂を楽しまれている方が多い中、大声ではしゃいでいる人を見かけます。静かな時間が台無しです。大切な人と同じ夕焼けを見て、静かに語り合いましょう。

2021-07-21T09:49:29+09:002021.07.21|

シュカブラの畑(収穫体験・朝食にプラス)・羽田から2時間

美瑛は少し蒸し暑く感じる日が続いています。晴れ間も少なく、雨も少なく、まさに「どんより」がぴったりな天気の日が多い時期です。ニュースで聞いた話では、今年のこの時期の北海道は日照時間が例年の6割、雨も6割だとのことでした。作物にとっては、あまりよくない日が続いています。辺りの農地を見ていると、特に、春に種を蒔いたものについては、発芽率も悪いように感じます。 シュカブラの敷地内に蒔いたキガラシも、昨年の今頃は満開で一面の黄色い花畑になりましたが、今年は発芽が悪くまばらです。 シュカブラの敷地は、10年ほど前は酪農地として使われていたようで、この土地を手に入れたときに10立米ほどの堆肥が残っていました。 昨年はこの土を使って、少しだけとうもろこしを栽培しましたが、実の付きが良く、家族で食べきれないほど収穫できたので、三重県の実家に送って近所に配ってもらいました。 今年は、その畑にトウモロコシ、トマト、キュウリ、ラディッシュ、ネギなどの種を蒔き、栽培しています。やはり、雨が少なく気温も低めだったので、発芽は遅れましたが、最近の蒸し暑さですくすくと成長しはじめました。トマトは赤い実を付けだし、見た目には美味しそうです。 肥料もやっていません。もちろん農薬も。周りの草を抜く程度で、ほぼ放置状態ですが、それなりに育っています。 お泊りになられたお客様には、タイミングが合えば、トマトやキュウリを収穫していただけます。朝起きて、外の美味しい空気を吸って、シュカブラの畑を覗き、食べられそうなものがあったら、食べる分だけ取って、朝食セットにプラスする。少し楽しそうです。素人が作ったものなので、味は保証できませんが(笑) 今年もトウモロコシは成長の勢いを増しています。黄色く大きな粒を付けたものも待ち遠しいですが、集中して実を大きくするために、小さいうちに間引いたトウモロコシもなかなかいけます。間引いたトウモロコシとは、スーパーで瓶摘めで売っているヤングコーンです。昨年のヤングコーンは格別でした。瓶詰めとは比べ物にならない新鮮さ、さっとゆでて塩をふるとさらに甘みが際立ちます。 早くシュカブラの畑で収穫してくださる方がいらっしゃらないかと、待ちわびています。 東京方面からお越しになられるお客様とお話していて気が付いたことがあります。多くの方が、北海道の空港と言えば新千歳空港という認識があるようですが、旭川空港は北海道のど真ん中にあります。シュカブラは、その旭川空港から13分のところ、羽田から2時間でつきます。遠いけど近い、私も少しびっくりです。富良野美瑛にお越しになられる際には、是非、旭川空港をご利用ください。

2021-07-13T08:22:32+09:002021.07.13|

美しい美瑛の丘をいつまでも

北海道の富良野や美瑛も本格的な観光シーズンになりました。平日や週末問わず、沢山のレンタカーを見かけるようになりました。やはり、6月下旬からの色々な花が咲き、カラフルに染まった観光農園の花畑は人気ですね。 先日、連泊でお泊りになられたお客様は、当初、北海道内に沢山あるガーデン巡りを計画されていました。ガーデンもいくつか巡られたようですが、麦やジャガイモなどが栽培されてた美瑛や富良野に普通にある農地の方が、新鮮で良かったとおっしゃられていました。 道外では、まず見ることの出来ないヨーロッパの片田舎のような風景、それが美瑛です。 私もこの風景が大好きで、ここに住んでいますが、この素晴らしさを気付いてくださったお客様に感謝です。とても嬉しい出来事でした。 さて、観光客が増えてくると、美瑛では別の問題が発生します。 観光客の農地への侵入です。靴の裏に作物にとって害になる虫などが付いている場合があり、これがまん延すると壊滅的な被害を受けることがあります。 また、農地は農家さんの庭のようなものです。農地への侵入は、都会でいうと、他人が無断で自宅敷地内に入ってきて、写真を撮ったり、花壇を荒らしたり、庭仕事をしている姿を撮影したりするようなものです。 北海道の農地はとてつもなく広く、都会の人にとっては、見たこともないこの風景に吸い込まれ、思わず入ってしまいたくなる気持ちも分からなくもないですが、絶対にしてはいけないことです。 北海道に来て、美瑛に来て、美しい風景を見ることができ、美味しい野菜やチーズ、肉などを食べられるのも、農家さんの営みがあってこそです。農地に侵入し荒らすことによって、この風景や作物はなくなっていきます。 観光客の皆さんにはこのことを、感じ取り理解していただけたら幸いです。 写真は、今にも降り出しそうな黒い雲ともうじき収穫時期を迎える麦です。カラフルではないですが、いつもの夏の美瑛らしい風景です。風にそよぐ麦の穂を見ていると、時間が経つのを忘れてしまいます。

2021-07-28T08:55:04+09:002021.07.04|

夕暮れの月と金星(夕焼けは日没後に来る)

ここ最近、北海道美瑛は夕焼けが綺麗な日が多いです。日中、晴天の日でも、曇りの日でも、雨が降った日でも、夕方になると西の空が色々な染まり方をします。晴れの日は、頭上から地平線に向かってグラデーションになり、雲がある日はその雲が赤く染まったり、雨が降った後は濡れた葉に付いた水滴に空の色が入りオレンジに、など様々な景色が楽しめます。 以前も書いたかもしれませんが、どうしても伝えたいので書きます。 夕焼けは、夕陽が沈んだ後にやってきます。多くの人は、夕焼けは陽が沈むまでだと思っているようで、多くの観光客や写真を趣味にした人たちは、夕陽が沈むとその場から立ち去ってしまいます。もったいない。 夕焼けは、沈んだ太陽が地平線の下から空や雲を照らし起こるのです。 確かに夕陽も綺麗です。夕陽だけ見たい人は、日が沈んだら帰るのでいいと思います。 でも、ほとんどの人が夕焼けも見たいはずです。太陽が沈んでから最低30分は待ちましょう。この30分の間に、空に吸い込まれそうなドラマが起こるのです。 薄っすらとオレンジに染まり始めた西の空が、朱色になり、やがてピンクに、そして紫にと変わります。 もちろん期待外れの時もあります。それはそれで、また今度ということにしましょう。自然が相手です。人間の思い通りにならないからこそ面白く、見られた時の感動も深い。 この写真は、日没約30分後の西の空と頭上の月を多重露出にして撮ったものです。月を望遠レンズで撮り、同じコマに広角レンズで西の空を撮りました。月も西の空も綺麗なので、欲張りました。左の方に金星も写っています。 残念ながら、この日も夕陽が沈むまでは、近くに10名くらいの方が写真を撮ったり眺めたりしていましたが、この夕焼けを見たのは私ともう2人でした。もったいない。 夕暮れ時は、様々な鳥が鳴き、キタキツネが縄張りを確認するように三脚の周りをウロウロ、自然に包まれた中で、のんびりゆっくりシャッターを切りたいものです。

2021-06-25T14:03:30+09:002021.06.25|

夜空を流れる天の川(星のソムリエさんと)

北海道の真ん中、美瑛も夏らしくなってきましたが、朝晩は上着を1枚はおりたくなるような涼しい風が吹き抜けます。 先日、美瑛在住の星空案内人(星のソムリエ)をされている方に、美瑛の中でも一段と星の良く見える真っ暗な丘に連れて行っていただきました。 その場所は、日中は一面の小麦畑とその奥に十勝岳連峰や大雪山が見渡せる丘で、何時間でも「ぼーっ」と景色を眺めていられるような穏やかな時間が流れるところです。 真っ暗な夜に来るのは初めてで、懐中電灯がないと足元が分からないようなところでした。 シュカブラからも、綺麗に星が見えるのですが、この場所は、その何倍もの星が見えます。 丘に着くと様々な明るさや色の星が沢山見え、小学生の頃に習った星座を思い出し、星をたどってみました。今の時期だと、まず目に付くのが、こと座のベガ(織り姫星)、わし座のアルタイル(ひこ星)、白鳥座のデネブ、この3つで『夏の大三角形』です。次に視線を降ろすと一段と赤い星、さそり座のアンタレス。この星は同じ恒星である太陽の680倍もあるそうです。太陽が地球の109倍ですから、あまり想像がつかない大きさで、宇宙の凄さに少し怖さを感じます。 星の写真を撮りたいとカメラを三脚にセットし、夜空を眺めていると、目がだんだん慣れてきます。よく見える明るめの星の隙間を埋めるように、小さなチリのようなものが見えてきました。『少し埃が舞っているのかな』と思い、ソムリエさんに「小さな埃のようなものが舞っていますね。」と話しかけると、「星ですよ。天の川も濃くなってきています。」 「星?」、夏の大三角形を貫くように星の川が流れています。確かに川の両岸に「織り姫星」と「ひこ星」があります。 さっきまで、星座が良く見えていたのですが、あまり星が見えすぎて、星座の中核をなす星がどれだか分からないくらいです。まさに、満天の星、星の降る夜でした。 星空案内人とは星空案内人資格認定制度運営機構という全国組織の団体が認定する制度で、北海道では美瑛町と芦別市で認定講座が実施されています。年に1サイクルの講座があり、認定された人は、星のソムリエとして、地元の方のみならず、旅行者も案内できます。 お客様に都会ではなかなか見ることの出来ない素晴らしい星空を見ていただくため、私も講座を受講し資格を取りたいと思います。

2021-06-17T09:11:31+09:002021.06.17|
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