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11月 2021

クリスマスの過ごし方・北海道の家・野ウサギが帰ってきた

2021.11.30|

先週、北海道の日本海側やオホーツク海側には沢山の雪が降りました。美瑛でも2日間で40㎝ほど積もりました。この時期の雪は気温が高めなため、少しべちゃべちゃしていて固まりやすいです。早速、小学生の次男と一緒に雪だるまを作りました。厳冬期である12月下旬から2月はサラサラの雪で固まりづらく、その時期に雪だるまを作ろうと思うと少し水を混ぜてやる必要があります。 厳冬期の遊びは、先ずふかふかに積もった雪へのダイブです。スノーシュー散歩、そり遊び、そして、雪の結晶をじっくり見ることです。関東や関西でも雪が降ることがありますが、地表に落ちた瞬間から雪の結晶は溶けてしまいます。建物の外壁や車のボンネットなど、色の付いたところに落ちた雪は結晶が見やすいです。黒い画用紙を用意してもいいでしょう。雪の結晶は、一つひとつ形が少しずつ違い全く同じものはないそうです。また、晴れた日の朝は室内からダイヤモンドダストや運が良ければサンピラーを見るのもいいでしょう。 冬の晴れた朝は、放射冷却で氷点下20℃程度になりますが、室内は+22℃。北海道の家は本州などの家に比べて格段に断念性能が良く、室内は快適です。「秘密のケンミンショー」というテレビ番組でも言っていましたが、冬の家の中の平均温度で一番暖かいのが北海道だとのことです。冬に来られた北海道外の方が、室内に入り最初に声にされるのが「暖かいー!」です。 私が、北海道に移住して感じたことのひとつが、道産子(北海道生まれの人のこと)は、非常に寒がりということです。その証拠に、進学や就職で上京した道産子は、暖かいところに行けると喜んで上京するようでが、冬の東京の室内の寒さに凍えるそうです。そして、室内で身体の芯が冷えているため、北海道に寒さに比べて大したことのない+5度の室外に出ても凍え、「嫌な寒さ」だと感じるようです。 北海道では極寒を克服するために、外壁の厚み30㎝程度で断熱材をぎっしり詰めた高性能な家を作るに至ったのででしょう。 9・10月に野ウサギをよく見かけました。焚き火をされていたお客様から5mぐらい離れた所にしばらく座っていたこともあります。最近、あまり見かけなり引っ越したのかと思っていましたが、積もった雪の上に沢山の足跡が残っていました。よく見ると、足の大きさと歩幅が違います。親子のウサギなのでしょう。足跡があったその日の夜から、窓の外に庭を走るウサギを見かけるようになりました。ウサギは季節で毛が生え変わります。まだ、茶色でしたが、もうじきすると真っ白の毛に生え変わるでしょう。 明日から12月です。クリスマスがやってきます。クリスマスイブには美瑛の丘のクリスマスツリーの木を見て、クリスマスディナーやクリスマスケーキを食べ、薪ストーブの炎を眺めながらワインを飲み、いつものホワイトクリスマスを過ごしたいと思います。

猫と暮らす(猫の時間)

2021.11.21|

十勝岳連峰や大雪山に雪雲がかかる日が増えてきました。 昨日は、朝起きて窓の外を見ると銀世界。今シーズン初のシュカブラから見る白い世界に写真を撮らなければと思いましたが、他にやることがありタイミングを逃してしましました。昼前には気温が上がり、木に積もった雪や道路の雪も解け、白銀の世界とはいいがたい景色になってしましました。 急いでやらなければいけないことの原因を作っているのは、自宅兼レセプションにいる2匹の飼い猫です。これまで、レセプションにはエアコンを設置していませんでした。北海道の今年の夏は異常な暑さで、湿度もあり、三重県出身の私にも耐えがたいものでした。天候による暑さとパソコンなどの機械から出る熱で、日中は仕事が捗りませんでした。そこで、来年の夏に備えようと、エアコンを設置したのですが、想定外のことが起こりました。換気機能付きのエアコンのため配管が特殊で、取付場所を入念に施工業者さんと相談し、工事も6時間ほどかかり、無事完了。試運転の良好です。さあこれで、来年は涼しく仕事ができると安心したのもつかの間、2匹の猫がエアコンに興味深々です。猫を飼っている人は分かると思いますが、猫は150㎝ぐらいの高さは容易にジャンプし、高く細いところも走り回ります。2匹のうち1匹が階段から梁に上がり、目の前にある白い箱をジッと見ています。エアコンの上の面は、網目状のフィルターが付いているため、猫にとっては爪とぎにもってこいです。高価なエアコンを一瞬にして壊されてしまう恐れがあります。慌ててエアコンの近くから追い払い個室に閉じ込め、梁の上に仮で「ネズミ返し」ならぬ「猫返し」を取り付けました。1時間ほどで作った猫返しは不格好なうえ、それだけを見ると得体のしれないものが梁の上に乗っかっているようなため、せっかくの北欧スタイルな室内デザインが・・・。それを崩さない猫返しを作ることに昨日から作業を始めたところです。 猫は心を癒してくれますが、ハラハラもさせてくれます。 写真は、先週の曇った日の朝。宿の窓から見ていると、額縁の右から現れた光のカーテンが徐々に左に広がり、この天気でなければ見られない風景を作っていました。

カラマツの紅葉(紅葉のフィナーレ)

2021.11.10|

11月に入り、北海道・美瑛は冷える日が増えてきました。カラマツの紅葉も終盤を迎えています。この後、細かな葉が落ち、3日程度は林道などでオレンジ色の道が見られます。 今年は、カラマツの紅葉が綺麗にみられる晴れた日が少なかったような気がします。お泊り頂いたお客様も、1泊だけで望んだ景色を堪能された方もいらっしゃれば、連泊でも曇りがちの日が続いた方もいらっしゃいました。季節の傾向は何となく予測は付きますが、ピンポイントの天気は運に頼らざるを得ません。自然には勝てませんし、勝ってはいけません。 私は、曇りの日は雲の動きをじっと見つめ、雨の日は木や草に付いた水滴の中に映った小さな風景を見ることが多いです。雨があるから晴れの日が良く思え、雨がないと緑は育たない。人は自然の一部、自然からの恵みをいただくため、なるべくニュートラルでいたいです。 とはいっても、旅行でお越しになる方にとっては、ほんの数日間であるため、すぐれない天気であった場合には、こちらも残念に思います。 お泊りのお客様にカメラを趣味にされた方がいらっしゃいました。 お話をお聞きすると、学生時代から何度も美瑛に来られているとのこと。しかし、この時期は初めてとのことでした。なぜ、この時期を選んだかは、シュカブラのHPなどで、私がしきりに「カラマツの紅葉の素晴らしさ」を訴えたことを目にされたからとのことでした。北海道の紅葉は9月中旬には始まり山から下りてきます。モミジやナナカマドや白樺は、10月下旬までには見頃を過ぎてしまいますが、カラマツは10月末から11月初旬が最高です。美瑛に何度も来られたこの方も、「知らなかった」とおっしゃっていました。何度も何度も訴えたことが報われた嬉しい瞬間でした。 今週末からいよいよ本格的な寒気が入り込んでくるようです。いよいよシュカブラの季節がやってきます。12月下旬には敷地内で雪遊び、1月2月の冷え込んだ日にはアイスキャンドル作りが楽しみです。 もちろん吹雪の日もありますが、そんな日は気温があまり下がりません。マイナス8℃ぐらいです。最も冷えるのは、晴天の朝。雲がないため放射冷却で、マイナス20℃になることが多いですが、こんな朝は真に絶景です。空は青く、丘も樹々の山も真っ白。ダイヤモンドダストが目の前に現れます。 こんなに寒くても北海道の家は日本一断熱性能に優れているため、室内は20℃以上。寒さの苦手な方でも、ぬくぬくと極寒の世界を楽しいでいただきたい。 でも、私は、極寒の中、ふかふかの雪に仰向けに横たわり、青い空を眺めるのが好きです。雑音が雪に吸収され、耳がキーンとします。

10月 2021

オープン1周年(最高の日)

2021.10.30|

10月30日、Villa Skavlaは1周年を迎えました。 コロナ感染が拡大する中、昨年の10月30日、シュカブラは静かにグランドオープンしました。オープン直後は予想を上回る数のお客様をお迎えすることができましたが、年末には緊急事態宣言の影響でキャンセルが相次ぎ、1~5月までは予約カレンダーがスカスカの状態で寂しい思いをしていました。 6月に入るとカレンダーが埋まり始め、7~10月は沢山のお客様をお迎えすることができました。 公務員を辞め、以前からの夢であった宿を開業するにあたり、応援してくださる方や思い直せと止めようとする方と色々な話をしました。特に宿泊施設を経営されている言わば宿経営の先輩方には、沢山のアドバイスを頂きました。また、美瑛町内や近郊の飲食店の方や支援機関や公的機関の方々にも、沢山のご助言を頂きました。そして、シュカブラを設計してくれた建築士さんや施工業者さんには、私たち夫婦のこだわりの注文を何とか解決しようと頑張ってくださいました。その他にも、沢山の方々から支えていただきました。 また、これまでに100組200様以上のお客様とお話ができ、沢山の応援メッセージもいただきました。中には、移住についての相談も。 特に、大きな問題もなく1年を過ごすことができ、これもひとえに応援してくださる方々のおかげです。 今日、思いもよらないサプライズがありました。ビックリ、ビックリ、この仕事をしていて良かったと思える瞬間でした。 今、美瑛の丘は晩秋の紅葉が真っ盛り。丘のカラマツ林はオレンジに、畑には秋まき小麦の緑が鮮やかです。 今日は、1周年を祝うような天気。ひとことで言うと「絶景」です。 [...]

雨の日

2021.10.21|

ここ2・3日、雨が続いている美瑛です。大雪山や十勝岳連峰は雲に隠れて見えません。山では、雨ではなく雪が降っていることでしょう。 旅行中の雨は少し厄介ですね。傘を持ったり、合羽を着たり、また、カメラが雨に濡れないようにと気を使わなければなりません。 雨が降るとがっかりしてしまう気持ちも分かりますが、落ち込んでいると、雨の時にしか見られない美しさを見逃すものです。 人間は自然にはかないません。というか人間も自然の一部です。 雨の日は、沈んだ気持ちをニュートラルに戻し、カメラを持って出かけてみましょう。何か良いものが見つかるかもしれません。 今朝も冷たい雨。新聞を取りに玄関を出て、60mほどある敷地入口の新聞受けまで歩く途中、クローバーやキノコ、バラの花、シャラの木の葉に雨水が溜まっては落ち、溜まっては落ちています。葉の先に溜まった水の丸い粒をよく見ると、向こう側の景色が小さい粒の中に凝縮されたように写り込んで、5㎜足らずの中に広大な丘があります。 新聞を取り玄関アプローチの前まで戻ると、レンガ敷きのアプローチに生えた苔が活き活きとしています。そこに落ちた、一枚のニシキギの真っ赤な葉。雨だからこそ艶っぽくしっとりと写ります。 今日は1日雨で、時々雪の予報。まだまだ、積もるほどの雪ではないですが、一雨ごとに冷え込んでいき、1月後には平地にも数センチの雪が積もっているでしょう。 晩秋の美瑛は、少し寂し気にも写りますが、それも良し。 また、お部屋で何もしないでぼーっと景色を眺めるのにも良い季節かもしれません。 [...]

初冠雪(白い大雪山・十勝岳)

2021.10.11|

山に初冠雪です。 大雪山国立公園の山々、旭岳、トムラウシ、十勝岳などの山頂付近に積雪が観測されました。 夜の気温が低めで山に雲がかかり、この雲が晴れると白い山が見えるのではと期待していました。 朝目覚めと同時に窓の外を見ると、少し霞んだ空の下に、白く化粧をした十勝岳が目に飛び込んできます。 北海道で生まれ育った人の多くは、この雪を見て「とうとう長い冬がやって来る」と、気が重くなるのですが、私は反対に「また、美しい季節がやって来る」と気分が高揚します。そして、色々なことを想像します。ダイヤモンドダストやサンピラー、霧氷に雪面に残るキタキツネや野ウサギの足跡、そして、シュカブラ(風雪紋)。 確かに吹雪の大変な日もありますが、それが収まった後の晴れ渡る青い空の下の真っ白の丘。氷点下20℃を下回る日の朝は、快晴です。よく吹雪の日が、気温が低いと勘違いする人が多いですが、雲がなく晴れた日に放射冷却で気温が下がります。空気中の水蒸気が樹々の枝に付き白く、ダイヤモンドダストが普通に見られます。 ただし、シュカブラのお部屋の中は、22度以上。北海道の新しい家は壁の厚さが25~30㎝あり、断熱もしっかりしているため、どちらかというと、本州の家より暖かいですね。そのぬくぬくとしたお部屋から見る真っ白の世界は、「贅沢」の一言です。北海道に移住し20年以上が経ちましたが、全く飽きません。 また、外でも楽しいです。雪はサラサラのパウダースノー、ふかふかの雪にダイブをしてそのまま寝転がっていると、静けさのあまり耳が「キーン」とするようです。スキーやスノーボードも楽しめます。シュカブラから20分の地元民がよく利用するスキー場は、空いており、滑りたい放題です。また、シュカブラの庭でそり遊びをするのもいいでしょう。冷える夜はアイスキャンドルづくりも。 初冠雪の後、気温が上がり、大部分は溶けたようで、下界ではまだまだ紅葉が楽しめる時期です。徐々に山に雪が降る回数が増え、そして、美瑛の丘にも雪がやってきます。 「雪虫」が飛んでいるのを見かけるようになったとの話も聞きます。雪虫とはアブラムシの仲間で、羽が生え体は白い毛に覆われています。この虫が飛ぶようになると雪が降り始めると言われており、冬の訪れを伝えてくれます。

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