Blog2021-04-10T11:27:44+09:00

Blog

4月 2022

春が来た(フキノトウが咲く)

2022.04.11|

美瑛にも春が来た。とはいっても、桜はまだだ。 シュカブラの庭を散歩すると残雪の隙間からフキノトウが顔を出しているのをあちこちに見かける。昨日、横浜から取引先のお客様が来られた。「フキノトウが出てきましたね」と声をかけると、「どれですか? あれがフキノトウですか。わぁ!初めて見ました」と。北海道に住んでいると、この時期、土手や道端、幹線道路の中央分離帯まで、いたるところで見かけるフキノトウ。僕も北海道に移住した1年目の春はあちこちにあるフキノトウを見てびっくりしたものだ。そして、道産子の友人に連れられ沢の近くのフキノトウを採って天ぷらにして食べた。想像した通り苦く好きな味ではなかったが、好きな人は、揚げ物の他にもフキノトウ味噌など保存食にもする。僕は咲いているのを見ているだけでいいな。この後、フキノトウは花が咲き、ぐんぐん成長し綿毛を付け、それが風に乗って遠くへ飛んでいく。残ったフキノトウの周りには、フキが生えてくる。 北海道の桜はいつ咲くのか。平地では、丁度ゴールデンウィークあたりだ。暖かくなるこの頃になると道民ははじけるのだ。桜の木の下でジンギスカンというのが定番。あちこちで肉を焼くにおいがする。北海道の桜の品種は、エゾヤマザクラがメインで、ソメイヨシノは道南の一部にあるぐらい。エゾヤマザクラはソメイヨシノよりピンクが濃く鮮やかだ。少し標高の高い美瑛や富良野では、5月中旬や下旬でも十分楽しめることも多い。 もう一つ、この時期しか見られないのが、白鳥だ。南で越冬した白鳥がシベリヤに帰る途中でこの地で休息する。田畑で虫や穀物の残りを食べ、湖などの水辺で休む。朝夕は、ねぐらと食事場所を行きかうV字飛行する白鳥が、丁度シュカブラの上空を飛ぶ。羽音が聞こえるほど低空飛行する場合があり、庭仕事をしているとドキッとする。 大地は、まだまだ茶色が多いが、2週間もすれば緑の絨毯ができ、華やかな季節を迎える。

3月 2022

シュカブラの木

2022.03.16|

これ、シュカブラの木。勝手に名前を付けた。 美瑛の丘には、セブンスターの木やクリスマスツリーの木、ケンとメリーの木など、丘の上に立つ木のなかには名前が付いたものがある。絵になる木が沢山あるが、名前のついていないものも多い。シュカブラの庭に立つこの木にも名前が付いていないので、折角だから名前を付けた。勝手に。 この写真は少し離れた公道から撮ったものだが、なかなか絵になると思う。実際、この場所から十勝岳連峰をバックにこの木の写真を撮るカメラマンが多い。 この日は、快晴。朝は放射冷却で冷え込んだものの、3月中旬ともなると、晴れればプラス3℃ぐらいまでは気温が上昇する。 前日からお泊りになられた方は、とてもラッキーだった。前日もなかなか良い天気で、部屋からは夕陽に染まる山々を、夜は星を、そして、朝霧を。チェックアウト後、丘をドライブし、旭川空港発の夕方の便でお帰りになられるとのことであった。 夕方も晴天が続き、カメラ片手に庭を散歩していると、旭川空港方面から飛行機が離陸する音が聞こえ、シュカブラ上空を旋回、本州に向かって飛んで行った。「〇〇さん、また来てね」とつぶやき、見送った。 シュカブラの6,400㎡の敷地内には、宿泊棟であるヴィラと私の自宅兼レセプションがある。2つは30m程離れているが、滞在中はお隣さんのようなもの。お客様が美瑛を満喫できるよう少しだけのサポートをしているだけで、お話しできる時間も少ないが、見送る時は「あー、行っちゃった」と寂しさを感じるものである。

田舎暮らし(スローライフとは)

2022.03.02|

夜、窓に吹き付け張り付く雪。部屋の灯りを消して、500Wの照明を倉庫から持ち出し屋外コンセントに差し込む。降りしきる雪が照らされ、さらに激しく降っているように見えてくる。 2月下旬は温かく、このままは雪解けし春を迎えるのかと思いきや、そうは行かないのが北海道・美瑛である。道産子は言う「帳尻を合わせるように降る」のだと。1シーズンの降雪量は毎年ほぼ同じで、シーズン前半が少なくても、後半に降るから油断するなということらしい。 一晩で結構積もった。3月に入ってからの雪は気温が高めであるため、水分が多く重い雪。 朝の除雪が大変だ。1月2月の厳冬期の雪は軽く、玄関先などは箒で掃いて足りることもしばしば。気温が高めの中、重い雪を運んでいると汗をかく。ダウンを脱ぎ、フリースを脱ぎ、長袖シャツを脱ぎ、Tシャツになる。体から湯気が立ち上る。手作業での次はトラクターで雪を飛ばす。 1時間ほど経つと喉も乾く。ほぼスポーツと同じだ。外にいるからといって温かい飲み物が欲しくなるわけがなく、ビールがいい。雪上に座り、青い空を見上げながらのリラックスタイム・・・というわけにはいかなかった。車載用の台を作り、建物の補修、買い出し、通院、子供の迎え、やることが山ほどある。今はコーラだ。 よく「田舎暮らしはスローライフ」などといわれるが、決して、のんびり時間を持て余すことがあるわけではなく、むしろ都市部での生活より忙しい気がする。ただ、会社のような組織のペースに巻き込まれるような忙しさではなく、自らが選択し楽しみながらできるから苦にならないものである。 訪れる人にも少しの時間ではあるが、薪割や除雪などここでの暮らしを体験してもらいたい。きっと良い思い出になるだろう。 ビールは夜にとっておき、シャワーを浴びて1日の後半戦に備えることとしよう。 そして、1日の最後に夜空を見上げながらビールを飲もう。 晴れた日のシュカブラは、満天の星空が広がるから。

2月 2022

地吹雪(シュカブラの予感)

2022.02.21|

来た!下から雪がふっている。「下から降る?」と思うでしょうが、下だけではなく横からも。地吹雪だ。北海道・美瑛では昨夜から強風が吹き荒れている。 それによって積もっている雪がまきあげられ、場合によっては渦を巻き、まるで、四方八方から雪攻めに合っているような感覚。気温は氷点下3℃で暖かだが、風のせいで頬が痛い。シュカブラは丘の上に建っているため、なお風が強い。降雪量は少ないものの、風によってできた吹き溜まりが通路を塞ぎ、容易に車を走らせることができない。 久々のトラクターの出番がやってきた。スノーブロアという雪を掻いて飛ばす機械を車体の後ろに付け、ゆっくりと通路を掻いていく。飛ばした雪と降って来る雪が後方の視界を遮る。 1時間ほどで通路や駐車場の除雪を完了、と思いきや最初に終わったところに既に新たな吹き溜まりができている。雪面を滑るように飛んでくる雪の粉。そのサラサラした粉は、時には少しずつ、時には激しく積もっていく。風に削り取られる側の雪面には、波状の模様ができてくる。雪面の模様は人間には到底できない自然が作り出す造形。これがシュカブラ(風雪紋)だ。 シュカブラの庭の大きな白樺の根元を地吹雪が通り抜け、強風に耐えるようにしなっている。 部屋に戻り、薪ストーブに火を入れ、コーヒーを飲みながら、正面の丘に徐々にできていくシュカブラを眺める。何も考えず、ぼーっとする時間。風が止むまでこうして待とう。 止んだら、また、ぼちぼち除雪をしよう。 そして、明日の朝起きたらきっとできている、美しい雪の曲線、大きなシュカブラが。

ミラーレス一眼購入

2022.02.11|

昨年に続き今年の美瑛も雪が少ないです。シュカブラの庭の積雪も50cmぐらいでしょうか。例年ですと、2月には天気も安定し、晴れる日が多いですし長期予報でもあまり雪が降らなさそうです。昨日も今日も快晴、シュカブラからは、大雪山・十勝岳連峰が一望です。 先日、10年ぶりにカメラを買いました。これまでメインとして使っていたカメラは、デジタル一眼レフですが、中古を買ったため、製品としては13年ぐらい前のものでした。当然、動画撮影などできず、基本的に静止画は一眼レフ、動画はiPhoneで撮影していました。 今回購入したものは、ミラーレス一眼です。一眼レフは、ボディー内のミラーにレンズからの光を反射させファインダーに送っているもので、肉眼で見たままのものを覗くことができますが、ミラーレスはイメージセンサーが捉えた光をデジタルに変換し、液晶ビューファインダーに映し出しているので、少しザラザラした感じがあります。 今回購入するにあたり、これまで通りデジタル一眼にすることも考えましたが、メーカー側もメインをミラーレスに移行していくような感じですので、こちらにしました。 さて、カメラが届きました。今回も中古ですが現行品です。次にメモリーカードを用意しなければなりません。これまでは、静止画のみであったため、カードの容量も16GBでしたが、動画は撮っても少しだから32GBもあれば十分だろうとカメラの取説を見ると、128GBからものしか対応を確認していないようです。 まあ、容量が大きい分には問題ないと、ネットで検索。「わぁーっ、高!」安い中古レンズが1本買えるぐらいの値段にびっくり。まあ、10年前とは違いますね。「10年ひと昔」といいますから。 性能が格段にアップしたカメラを手にしましたが、はたして出来上がる写真も格段にいいものになるのか・・・。それはないでしょう。 まだ、メモリーカードが届いていないためワンショットも撮れていませんが、来週あたりから使い始めようと思い楽しみにしています。 それにしても、一眼を持った女性(カメラ女子)が増えましたね。丘を撮影ドライブしていても、よく見かけます。しかも遠いところから車を運転して、一人で来られています。時々、カメラの背面液晶に映った写真を遠くから除くのですが、皆さんとてもお上手です。早く、私も新しいカメラで素敵な写真を撮りたいです。

星のソムリエ(星空を眺める)

2022.02.01|

2022年も12分の1が過ぎてしましました。年明けから全国的にオミクロン株が急激に拡大していますね。 ところでオミクロンって何語だか知っていますか。α・βなどのギリシャ語の15番目の文字です。ちなみに4番目が少し前に流行ったデルタ(δ)です。 さて、今日は星の話です。 美瑛は「丘のまち」として有名ですが、田舎で街灯りも少なく星も良く見えます。今の時期ですと、天気の良い日には冬の代表的な星座である「オリオン座」や全天で一番明るい恒星の「シリウス」などなど、1等星が多いこの時期は夜空が賑やかです。このような明るい星はもちろんのこと、都会では見ることが出来ない天の川もシュカブラから見えます。 ただ、晴れた夜の外気温は氷点下10℃を下回ることが多く、長時間観察するには、まん丸になるまで着込む必要があります。まん丸のまま、雪に寝転がり見上げる星空は最高です。 寒さが苦手という方にも、綺麗な星たちを見る方法はあります。シュカブラのお部屋は常に20℃以上。部屋の灯りを全て消すと、縦150㎝×横200㎝の大きな窓ガラス2枚に星空が浮かび上がります。薪ストーブとテーブルキャンドルだけを焚き、時間を忘れて過ごす、最高の癒しになることでしょう。 明日で、私も52歳になりますが、小学生の頃は星をよく見たものです。小学5年生の頃、授業で習った天体のことにのめり込み、沢山の星座を覚え、また、天体図鑑を買って読みあさりました。おそらく、小学生にして中学生や高校生ぐらいの知識を持っていたと思います。しかし、中学生になりテニスを始めてから、こちらにのめり込み、ほとんど夜空を眺めることがなくなりました。 30歳で北海道に移住してきて、美瑛には4年半前から住んでいますが、この地の夜空を見たときから、星に対する思いが少しずつ蘇ってきました。 星空案内人資格認定制度運営機構が認定する通称「星のソムリエ」というものがあります。美瑛では、その認定を受けられる講座が開催されており、受講してレポートを提出すると「準案内人」になれます。さらに実技試験等に合格すると、「案内人」いわゆるソムリエになれるのです。ソムリエは、美瑛を訪れた観光客などに星空を案内することが出来ます。私も、先月からこの講座を受講しており、とりあえず準案内人、上手くいけばソムリエになり、お泊りと一緒にシュカブラから星を眺めたいと思っています。 ちなみに、星座の中にある星たちには、基本的には明るさの順にα・β・γ・・・・とギリシャ文字がふられています。

Go to Top