収穫の時

美瑛では、ジャガイモの収穫が真っ盛りです。 後ろにジャガイモを拾い上げる機械を付けた巨大なトラクターが畑を行きかいます。拾い上げる機械の上には、農家のお母さん方や季節アルバイトの方が乗り込みジャガイモの選別作業も行われます。 農地があまりにも広いため、遠くから見ているとミニカーのようなトラクターがゆっくりのんびり動いているように見えますが、機械の上は戦場のように忙しいのでしょう。何百個というジャガイモが次々に機械で拾い上げられますが、一瞬で選別しなければならないのですから。 美瑛の街に出ると「美瑛ふるさと市場」という地元民御用達のお店があります。農家さんが朝収穫したばかりの野菜が並びます。ジャガイモやトウモロコシ、トマトやメロン、キャベツの他、珍しい野菜も。朝9時半のオープンですが、9時10分ごろには店の前に人が並び始めます。一般の人、飲食店の人、そして噂を聞いた観光客。美瑛に数日滞在される方には、是非ご利用いただきたいお店です。地元のお母さん方が作った総菜も売っています。大人気なので、昼過ぎには野菜も総菜も売り切れになります。 今日、シュカブラの近くの畑の前に北海道外ナンバーの車が停まっていて、畑に入りドローンを飛ばしていました。気になったので声をかけたところ、畑に入ることやドローンを畑の上に飛ばすことも許可を貰っていないとのこと。「立入禁止」の看板が目の前にあるにも関わらず。不法侵入であること、美瑛ではドローンを私有地上に飛ばすには地権者の承諾が必要であることを伝えましたが、ちゃんと理解してもらえたのか疑問です。 明日からは9月です。早い年ですと大雪山に初雪が降る頃ですが、今年は気温が高めなので、雪も少し遅いのでしょうか。先週は朝に冷えることが多かったですが、今週は少し湿度が高めです。 9月下旬から十勝岳温泉付近の紅葉が始まり、紅葉やナナカマドの赤で山がいろどられます。私が本州ではなかなか見られないものと感じるものは、シラカバやダケカンバの黄色い葉と白い幹です。夕陽に照らされ山肌一面に浮かび上がる白い幹は何とも幻想的です。

2021-09-08T16:46:49+09:002021.08.31|

そば畑の彩(北海道の蕎麦は日本一)

美瑛の今日の最低気温は、8.8℃、上空は晴れ、下界は富良野方面から流れ込んでくる霧に覆われました。でも、日中の予想最高気温は30℃越え、秋が近づくにつれ、こういう日が増えてきます。 今朝は、丘を漂う霧の間から時折見えるトウモロコシの穂や蕎麦の花が夜露に濡れ、朝陽が差し込むとキラキラ輝き、まるで宝石の畑のようです。 今年は6月から雨が降らない日が続き、農作物の生育が悪い状態です。周りのそば畑の花も例年より小さく、実の付きも悪いように見えます。 近所の農家さんも「こんな年は、これまでにない」と悲鳴を上げています。 とは言え、例年、お盆を過ぎるころから、そばの刈り取り作業が始まります。 巨大なコンバインが畑を行きかいバリカンで髪の毛を刈るように一気に坊主にしていきます。蕎麦の花は白く、実は黒く、少し花の残った状態で刈り取ります。あまり、知られていないのですが、そばの茎は赤色です。ポリフェノールの一種、アントシアニンの色らしいです。 蕎麦畑の刈り取りでどう景色が変わるか、昨日まで白かった丘が、今日には赤に変わるのです。運よく刈り取り作業を目にすることができれば、コンバインが走ったところから、白から赤に変わるところが見られます。当たり前のことなのですが、何か不思議。 写真は、シュカブラの隣の今朝のそば畑の様子です。白が花、黒が実で赤い茎が下に控えているようです。 昨年のそばの刈り取りは8月17日、今年は、種まきも遅く、成長も遅かったので、まだ刈り取られていませんが、おそらく来週から刈り取りが始まるのではないでしょうか。 蕎麦と言えば、有名なのが信州や北関東ですが、実は北海道は全国の生産量の43%(令和2年度)を占めています。北海道内では各地で安くて美味しいそばが食べられ、美瑛町内にも美味しいお蕎麦屋さんがあります。ヨーロッパの農業地帯のような景色で、洋食を味わうのもいいですが、時にはあっさり地元野菜の天ぷらと蕎麦というのもお勧めですね。

2021-08-20T09:33:20+09:002021.08.20|

プロポーズの成功(若いお二人の幸せ)

寒いです。10日ほど前の書き込みは「暑いです」で始まりましたが、今の美瑛は肌寒いです。ほぼ2か月ぶりに雨が降っています。 この2か月間に、春に植えた3本の白樺のうち、1本が枯れました。昨年のオープン時に植えたシャラやヤマボウシも元気がありません。 さて、先日ドキドキすることがありました。 カップルでお越しになられたお客様がご滞在中にプロポーズをされるというのです。ご予約の時点からそのことをお聞きしており、ご旅行中のプロポーズなので、「OK」になる可能性が極めて高いのだろうとは思っていましたが、万が一のことがあったら、私たちはどのような顔をすればよいのだろう、どんなシチュエーションで伝えるのだろうなどと、ワクワクドキドキしながら時が流れるのを待ちました。 お預かりしていた花を受け取りに来られたとき、 「これからですか?」 「しました。」 「どうでした?」 「OKでした。」 ほっと肩をなでおろしました。 チェックアウトの際、シュカブラのシンボルツリーをバックにお二人の記念写真を撮らせていただきましたが、薬指に婚約指輪をされた彼女のとても嬉しそうな笑顔が印象的でした。 末永くお幸せに!! 写真は、プロポーズ前日の8月7日(北海道では七夕を祝う日)のシュカブラの夜空です。 プロポーズの成功とお二人の幸せを願うような満天の星空でした。 これから北海道は一雨ごとに涼しくなっていきます。早い年ですと8月下旬には大雪山山頂に初雪が降ります。 私たちの好きな季節、秋はもうそこまでやって来ています。 10月には薪ストーブを焚きながら、紅葉の美しい丘をゆっくりと見られることでしょう。

2021-08-10T19:57:27+09:002021.08.10|

夏空と麦稈ロール

暑いです。美瑛の隣、旭川市の江丹別という地区では、昨日の気温が38℃越えで全国1位でした。気温もさることながら、まともな雨が全く降りません。 この暑さで、エアコンの売れ行きがすさまじいらしいですが、設置業者も天手古舞、電気屋さんで物は頼めても、設置までに時間がかかるため、何を思ったか建設会社に電話して、エアコン設置を依頼する人がいるようです。 今、道産子はこの暑さにやられていますが、本州からのお客様がご到着の際、揃って口にされるのが、「北海道も暑いですね。でも日陰や夜は涼しいですね。」です。 そうなんです。道外に比べ、明らかに湿度は低いため、日の当たらないところは、涼しく感じます。道産子で夏の道外に住んだことのない人は、東京や大阪の30℃程度の暑さを知りません。本州は35℃以上の猛暑日にならなくても、夜も涼しくない、日陰にいても日向と変わらず、吹いてくる風も湿度を持った熱風です。三重や大阪に住んでいたころを思い出し、ぞっとします。「北海道は日本一暑い」と言っている道産子には、是非、この時期の東京や大阪にいって、地獄の暑さを味わってほしいものです。 今、美瑛の丘は麦の収穫が最盛期です。先導車と後方確認車に見守られながら、道幅2車線分を跨ぎ巨大なコンバインが、シュカブラの前の道を通り過ぎていきました。お客様もこれをご覧になられたようで「凄い、あんな巨大なコンバインは見たことがない」と大はしゃぎです。 麦は穂が刈り取られ、畑に残った茎の部分は円筒状の麦稈(ばっかん)ロールになります。牧草ロールではありません。この後、ロールは牛や馬の寝床に使われるため、トラックで運ばれます。 丘にコロコロしているロールは可愛らしく見えますが、重さは300キロ以上、間近で見るとやはり巨大です。 時々、このロールの上に乗っている観光客を見かけます。「触ってみたい。乗ってみたい」という気持ちも分かりますが、畑は私有地です。絶対に入らないでください。道からそっと眺めましょう。 今週は、雨が降る予報です。天気予報を見ていると、「降る」と予想しているのではなく、「降ってくれ」と願いを込めて発表しているように見えます。

2021-08-01T08:00:57+09:002021.08.01|
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