雨の美瑛
今年の北海道美瑛は、雨の日が多いようだ。昨年は6月初旬に雨が降ったきり、8月下旬までまともに降らなかったため、トウモロコシやジャガイモなどの農作物の生育が悪いばかりか、雑草まで枯れだす始末。その分、草刈りの回数が少なくて済んだ。今年は、雑草もみるみる伸び、毎週5時間の草刈りに追われている。草刈に飽きると薪割りだ。田舎暮らしは忙しい。1,800坪の敷地を管理するのは、大変だが色々な発見があり楽しくもある。 毎年のことであるが、この時期はスズメバチがウロウロしている。体長が6~7㎝程度ある女王蜂だ。シュカブラは林の中でないため、巣を作られることはほとんどないはずだが、どこに巣を作ろうかと通り道になっているようである。ただ、草が茂って来ると、小型のスズメバチが草むらに巣を作ることがある。小型と言っても刺されれば大変だ。巣を作られる前に、ペットボトルを使った蜂トラップを仕掛けたが、小さな虫が入っているだけで、まだ、本命は捕まえられていない。 最近、敷地内の手入れの合間を使って、シュカブラのシンボルツリーである大きな白樺の木の下にウッドデッキを作り始めた。余っていた束石と貰った縁石と廃材を使って、足りない木材は建設現場でもらうか、購入するかだ。 少し時間ができると何かを作りたくなる。それはDIYであったり料理であったりだ。小学生の頃から主要科目と言われる教科はそこそこの成績だったが、図画工作や技術家庭は得意だった。23歳で一般事務職の公務員として働きだし50歳まで勤めていたが、元々の興味や能力を考えると、やはり今の生活スタイルが自分には合っている気がする。 今日は朝から雨、シュカブラの前の丘はいつものように見渡せるが、十勝岳連峰も裾野しか見えない。最近、市場に行くと生のキクラゲが売っている。僕の好物だ。今晩は、これを使った料理を作ることにしよう。