月別アーカイブ:5月 2021

パッチワークの丘(北海道の春)

美瑛の丘は、秋まき小麦がすくすくと成長し、緑の絨毯が敷かれたところと、畑お越しが終わったばかりの茶色いところとパッチワークのようで素晴らしいコントラストの時期を迎えました。それに加え、十勝岳連峰や大雪山には残雪があり、雨の日の翌日は、空気中の塵や埃が流され澄んで、美しい風景が楽しめます。 朝、起きて窓の外を見ると、空は厚い雲に覆われていました。太陽が昇るにつれ、陽が雲の切れ間から丘を照らしだしました。シュカブラから正面の奥の方に見える丘は差し込んだ陽の光で緑に輝いています。 慌ててパジャマから着替え、朝食も摂らずに軽トラの荷台に三脚を、助手席にカメラを積み込み出発です。 5分少々でシュカブラから見えた丘に着きました。まさに北海道の春です。丘には、青や緑、赤のトラクターが行きかい、農家さんは忙しそう。 軽トラのエンジンを切ると、風に揺れた白樺の葉がこすれ合うサラサラという音が聞こえます。また、あちこちから色々な小鳥のさえずりが聞こえ素晴らしい景色を眺めるには最高のBGMです。 声のする方をよく観察すると、上空をパタパタと羽ばたくヒバリ、そよ風に揺れる草に上手にとまっているノビタキなどを目にし、どこからか獲物を狙っている猛禽類のノスリの声も聞こえてきます。 地上に目をやると、獲物のヤチネズミでも探しているのかキタキツネがウロウロと、日差しで温まったアスファルト道路にはアオダイショウがじっとしています。 まさに北の大地の春の訪れ、生き物たちを一斉に目覚めさせます。 何枚か写真を撮ったら、朝食を取っていないため、お腹が鳴りました。さあ、帰ってご飯だ。 美瑛には、所々農家さんの自宅前に無人の野菜販売所があります。この時期は、アスパラですね。明るくなる朝4時頃から収穫作業を始めます。通常の流通ルートに乗せられない規格外の物などが、無人販売所に格安で並べられています。とはいっても、味は最高、切り口からは水分が滴っています。財布から100円取り出し、設置された缶に入れ、アスパラの束を頂きました。帰って早速茹でマヨネーズを付けていただきました。なぜ、こんなに甘いんでしょう。

2021-05-24T16:45:40+09:002021.05.24|

夕暮れの美瑛(空のグラデーション)

美瑛の丘は、だんだん暖かい日が増えてきましたが、風の強い日が多いです。 Villa Skavlaのシンボルツリーである大きな白樺の木も新芽が芽吹き黄緑色になりつつあります。敷地内の草も一雨ごとに成長し、緑の絨毯になりました。これから広い敷地内を何回も草刈りすることになりますが、瑞々しい草の香りを嗅いでいると、雑草たちの生命力を感じます。 植物の研究をされていた昭和天皇はおっしゃられていました、「雑草という草はない。皆それぞれ名前がある。」と。確かにその通りです。刈っている草の中には、タンポポやヨモギ、スギナにフキなど、様々なものがあり、それぞれ成長のスピードが違ったり、花を付けたり、楽しませてくれます。 大雪山や十勝岳連峰には、まだまだ残雪があり、ヴィラからも白い山々が見えます。 先日、夕暮れ時、風がやんだのを見計らって、セブンスターの木の近くに行きました。日中風が強い日は、夕焼けが綺麗に見えることが多いです。この日も期待通りに西の空にグラデーションが出来ました。三日月(実際は新月から2日目の月)も綺麗な空にプラスされ、夕方の静寂を感じさせてくれるものとなりました。遠くからは、遅くまで働くトラクターの音が聞こえ、これもまた心地よいものです。 今日から北海道にも緊急事態宣言が発令されました。北海道は九州の3倍の面積もあり、道内でも地域によって状況に差があるため、一括りに扱うのは疑問が残るところですが、専門家や政府が判断したことですので、やむを得ないこととして受け入れるしかないですね。 マスクをしていると、顔がよく分からず、近所の人でも気が付かず挨拶もできないこともあります。反対にマスクをするようになってから知り合いになった方とは、マスクを取れるようになったときに、気づかないかもしれませんね。 5月31日まで、北海道民を対象にスタンダードプランの30%off「どうみん限定特別割引プラン」を実施しています。1日1組限定で貸し切りのプライベートヴィラのため、三蜜を避けて滞在をお楽しみいただけます。詳しくは、aboutやreservationのページをご覧ください。

2021-05-16T09:46:46+09:002021.05.16|

丘を行きかうトラクター(丘を照らすスポットライト)

GW中は4組のお客様をお迎えすることが出来ました。試作品ではありますが、お客様とスウェーデントーチを楽しめたこと、また、トラクター運転や薪割の体験をしてくださったこと、大変うれしく思います。ありがとうございました。 今年のGWは寒い日が多く、また曇りや雨(雪混じり)、風も非常に強かったです。 今日は朝から、小雨がぱらついたものの気温は平年並みといったところですが、風は変わらず非常に強いです。 このような日は、雲の流れが速く、雲の切れ間から丘をスポットライトのように照らす太陽光線が素晴らしいい光景を作り出します。美瑛の丘は、秋まき小麦の芽が伸び緑の絨毯が綺麗です。 農家さんは、畑お越しや苗の植え付けで大忙し。空の様子を窺いながら、タイミングを見計らって農作業のスケジューリングをしているようです。大変そう!! 丘には、青や赤、緑の巨大なトラクターが何台も行きかい畑に縞模様やパッチワーク模様を作り出します。農地が広大なため、遠くで見ていると、トラクターがミニカーのようにかわいらしく見えますが、近くに立つと、自分の背丈をはるかに超えるタイヤの大きさです。 美瑛や富良野もやっと桜が咲きました。北海道の桜は、エゾヤマザクラという桜がメインです。本州によくあるソメイヨシノは、花が咲き散った後、葉が開いてきますが、エゾヤマザクラは、花と葉が同時です。ソメイヨシノを見慣れていた私は、満開時のエゾヤマザクラを初めて見た時、満開になっていないように見えました。なぜそう見えないのかと思い、翌年、ソメイヨシノの満開時の写真と見比べて、葉の有無の違いに気が付きました。 北海道の花見と言えばジンギスカンですが、今年は、コロナの影響や寒く風も強いため、見かけません。 例年、春が来るとはじける道民の姿が見られないのは寂しいことです。 5月31日まで、北海道民を対象にスタンダードプランの30%off「どうみん限定特別割引プラン」を実施しています。詳しくは、aboutやreservationのページをご覧ください。

2021-05-08T11:41:02+09:002021.05.08|
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