冬道運転

昨日は雨が降った。ここ2・3日は気温が高めだ。真っ白だった丘は、広範囲で雪が溶け緑や茶色が見えている。 冬のはじめに雨が降ることは珍しいことではないが、やはり例年より気温が高めのような気がする。 この時期の道路は、とても危険な状態になることが多い。どちらかというと厳冬期よりもツルツル路面だ。レンタカーの観光客は、冬の北海道は雪道だと思っていることが多いが、雪道ではなく、氷の道になることがある。 厳冬期は表面が溶けることが少ないが、この時期の道路は、少し暖かい日には圧雪された雪の表面が溶け、氷の上に水の膜ができる。まさに、スケートリンクである。 それでもレンタカーをよく見かける。日本人らしき人は、ゆっくりゆっくり慎重に運転していることが多いが、韓国人や台湾人は乾いた路面を走るようなスピードで走行していることが多い。 先日も台湾人らしき女性二人組の車が、道路から法面の下に落下していた。その翌日には、韓国人が運転するレンタカーが、地元の軽トラックを巻き込み、道路から落下しているのを見かけた。 美瑛は田舎で、鉄道やバスも少なく、観光するにはレンタカーを使った方が便利ではあるが、自信がない場合は公共交通機関やタクシーを使ってほしい。事故を起こすと旅行も台無しだし、通学中の子供たちをはじめ、地元の人たちが巻き込まれないか心配だ。 12月に入り、お客さんを旭川空港まで迎えに行くことが二組続いた。ほぼペーパードライバーの女性お一人と、もう一組の方は日常的に運転する男女のカップルだったが冬道運転には不慣れであるとのことだった。後者の方は「レンタカーを借りなくてよかった。この道は無理だ」と言われていた。賢明な判断である。 前後の予約状況や時間帯にもよるが、旭川空港や美瑛駅、場合によっては旭川駅まで、お迎えに行くことが出来る場合がある。あくまでも可能な範囲での対応となるが、特に冬には予約の際に相談してほしいと思う。