明日から旅に出る。

毎年、この時期には鳥取に住む祖母に会いに行くのである。今年で102歳になった祖母は、サービス付き高齢者住宅に入居しているが、歩行器を使えば自力で歩くことができ、耳は遠いものの、なんといっても認知機能の衰えが感じられない。
毎朝、新聞を読み、自分より若い人達(80歳代が多い)に、その内容をかみ砕いて分かりやすく説明するのだと施設の方が教えてくれる。
まだまだ、好奇心も旺盛で新しいものを見つけると、「私はもう年だから」と言いつつも、手に取って眺めたり、興味深そうに話を聞くのである。
90歳を超えてから、骨折を2回、100歳でコロナに感染、これらを見事に乗り越えた。本人としては、戦時中のことを思えば、大したことはないというような感じだ。
自分はそこまでにはなれないと思うが、常にプラス思考、前向きな気持ちになれればと思うのである。
1年に一度の「喝」を入れてもらってくる。

旅のもう一つの目的は、他地域のオーバーツーリズムの現状と、先進的な取り組みを自分の目で確かめてくるということ。
前回のブログにも書いたが、美瑛はオーバーツーリズムで問題が多発している。
大阪や京都の街中とは違った本州の田舎でのこのような問題に対する取り組みを視察し、今後の美瑛の観光のあり方を地域の人々と考える上での材料としたい。
今回は途中で家族と一時的に合流するものの、ほぼ一人旅である。

今まだ、真っ白なシュカブラの庭は、帰宅する4月10日頃にはほとんどなくなっているだろう。