News

白い世界がやってきた

やっと来た白い世界。 今年の美瑛は、雪の降り始めも遅く、積もるのも遅い。一昨日から降り始めた雪は一気に大地を白くした。しばらくは雪の日が続く予報であるため、このまま根雪になるような気がする。いつもは、11月に降っては溶けを繰り返すのであるが、今年はその回数が少なかったように感じる。 北海道というと、皆、雪が多いとイメージするようであるが、そうでもない。本州でも日本海側は大量の雪が降るが、同じ緯度でも太平洋側はあまり降らないのと同じである。 ニセコなどの日本海側は積雪3mぐらいになる年もあるが、内陸の美瑛は沢山積もった年でも1mぐらいである。また、釧路などはあまり降らず、氷の世界である。 夏に来たお客さんには、「冬は雪がすごいんでしょ?」とよく聞かれるが、そのことを説明すると納得される。恐らくメディアも北海道の広さをあまり理解せず、北海道を一括りで報道するため、聞く側に誤解されてしまうのであろう。 今朝は、昨日までの雪が小康状態になり、雲の切れ間から光が差し込んでいる。金色に輝く雪原は、毎年見ているが新鮮だ。いつも見ている人間がこのように感じられるのだから、初めて見る人は感動し涙を流すらしい。そんなことを言っていたお客さんがいた。 今朝は氷点下10℃であったが、これからどんどん寒くなる。1月には氷点下20℃ぐらいになる日がしばしばある。そんな日が待ち遠しい。

2022-12-02T09:53:38+09:002022.12.02|

美瑛に冬が来た

雪がちらつく日が増えてきた。写真はトラクターのボンネットに落ちた雪だ。 11月中旬から12月中旬までは、お客さんが少ない季節、この間を狙って冬支度をするのである。残った丸太の玉切り、枯れた枝の剪定、車やトラクターを洗車しワックスをかける。トラクターはエンジンオイルの交換やアタッチメントの付け替えも終わった。2年前に自作した4坪程度の倉庫の中を夏に使うものは奥に、冬に使うものを手前にセットするのである。ストーブに使う薪の移動も終了。残っている作業としては、ヴィラのメンテナンスである。少し塗装が剥げた部分を塗り直したり、便利だろうと思われるところに棚を造作したり。冬支度の前にはやることをリストアップするのであるが、全て終わっても、やりたいことが出てきて、やることは尽きない。 最近、冬の予約が入りだしている。予約していただいた方には、夏と同様に案内メールを送るのであるが、付け加えていることがある。北海道外から来る方は、よく新千歳空港を利用されるのであるが、可能な限り旭川空港を利用するよう勧めるのである。新千歳から美瑛までは3時間程度かかる。冬には、時々吹雪で高速道路や鉄道がストップするのである。これまでに、予定通り宿に辿り着けなかった方はいないが、おそらく帰れなかっただろうという方はいた。その点、旭川空港ならシュカブラまで車で15分程度である。 何度も言ってはいるが、北海道は広い。美瑛が快晴だからといって、札幌が晴れているとは限らない。むしろ冬は日本海側の札幌や岩見沢は荒れていることが多々ある。 関東からなら羽田⇔旭川、その他の地域からでも、羽田経由(乗り継ぎ)が安全だと思う。 でも、夏より冬の美瑛を見に来てほしい。 なぜ、宿の名をSkavla(風雪紋)にしたか。それは自分が冬の北海道が好きで、この景色を見てほしいから。そして、『冬の北海道は人が住むところじゃない』という人の変な誤解を解きたいから。 美瑛でも夏だけしか営業しない宿もあるが、むしろシュカブラは、将来、冬しか営業しない宿にしようかとも思っている。

2022-11-18T09:05:06+09:002022.11.18|

就実の丘(晩秋の北海道)

この景色を見てほしいと一番思うこの1週間。ごちゃごちゃ言わなくても、これを見れば分かる。 観光客向けに作られた夏の鮮やかか花畑も確かに綺麗だが、秋の最後を彩るカラマツのオレンジは毎年見ているが、いつも身体に電気が走るように鳥肌が立つのである。ここは、美瑛の隣、旭川市にある就実の丘というところからの眺めである。 今の美瑛の丘には所々に大量の大きな石のようなものが積み上げられている。お客さんには、「大きな重機で、石のようなものをダンプカーに積み込んでいたけど何ですか?」と聞かれることがある。甜菜(ビート)だ。本州でも作っているらしいが、それほど大きくないようだ。北海道のものは大きいもので人の頭ぐらいはある。巨大なジャガイモのような見かけだ。これをワニ口のようなクレーンの付いた重機で大量に咥え、大きなトラックに積み込むのである。時々、トラックが落としていった甜菜が道路に転がっているが、これもなかなか面白い。 今日、美瑛の平地にも雪が降った。 農家さんもそうであるが、それ以外の家でも冬支度が始まっている。庭木の冬囲いや除雪機の点検などなど、この時期にやっておかなければ安心して冬を越せない。 動物たちも大忙しだ。エゾリスはクルミを蓄え、鹿や熊も食べられるだけお腹に蓄える。また、シュカブラに沢山現れるのは、オツネントンボという糸トンボである。このトンボは成虫で冬眠し越冬するのであるが、薪の隙間をねぐらにすることが多い。この時期でも比較的暖かな時期に薪棚の近くを飛び回り、隙間を見つけては、こっそりと隠れるのである。 私もトラクターにスノーブロアを付けたり、建物の禿げた塗装の塗り直しなど、空いた時間を見つけ、もうじきやって来るシュカブラの季節に向けた準備をしよう。 美瑛は冬に営業しない飲食店や宿があるが、シュカブラは休まない。真っ白な雪原を見たときの感動の声を聞きたいから。

2022-11-04T14:48:13+09:002022.11.04|

秋の美瑛(光芒・光のカーテン)

丘にも紅葉が降りてきた。美瑛は紅葉の最盛期に入りつつある。シラカバ、ミズナラ、ナナカマド、ニレ、クルミ、カエデなど、樹種もさまざまであるが、水辺や日向・日陰の違いによっても色付く時期が様々だ。 この時期は、早朝に濃い霧が出ることが多い。上空が晴れて放射冷却で地表が冷えるためである。朝、窓の外は10m先が見えないこともある。こういったときは、かえって絶景を見るチャンスだ。このことを知らない人は、「あぁ・・・」と思い二度寝してしまう。霧が徐々に晴れてくる何とも言えない幻想的で素晴らしい瞬間を見逃してしまうのである。 濃い霧が南から北へ目の前の丘を流れ、だんだん薄くなり切れ間から鮮やかな樹々がチラチラと見え隠れする。正面から太陽が丘を照らす。逆光の明と暗の世界。大きな窓から注ぎ込む朝日は、次第に室内を温め暖房が不要になるどころか少し暑いぐらいだ。ウッドデッキ側の小窓とベッド上の窓を開けると、冷たい風が部屋を通り抜ける。外の空気を感じながらの朝のコーヒー。ただ、窓の外を見ながらぼーっと過ごす時間。旅行に出ると、あれもこれも見たい、あれもこれも食べたいと欲張ってしまうことが多いが、何もしない時間を楽しむのも良いものではないかと思う。 この日は、十勝岳連峰を覆う分厚い雲でスタートした。ここで、がっかりするのは早い。この後、やって来る素晴らしい景色を待つ。朝食の準備をしながら、キッチンから窓の外を除く。『来たっ!』光のカーテンだ。雲の切れ間から漏れた太陽の光が丘に降り注ぐ。庭から見るのも良いが、木枠の窓を通して見るのも、動く絵画を見ているようで良いものである。 11月初旬まで、美瑛の丘が最も美しく鮮やかになる季節、私が一番ドキドキする季節。

2022-10-20T09:02:26+09:002022.10.20|

初雪と雪虫

朝、窓の外を眺めると真っ白い山。大雪山や十勝岳連峰に降ったようだ。秋から冬にかけては、空気が澄み、山が見える日が多くなる。 10日ほど前に雪虫が飛んでいたと聞いたが、本当に降った。雪虫はアブラムシの仲間で白いふかふかの綿毛に覆われたような体をしている。雪虫が飛ぶと10日程度で初雪が降ると言われているが、毎年、間違いなく当たる。動物ってすごいなぁ。 北海道に移住して23年目であるが、いまだに初雪を見るとワクワクする。だが、北海道に生まれ育った道産子のほとんどの人は、そうではない。雪を見ると「あぁ、今年もこの季節が来てしまったか・・・」と落胆するのである。生まれたころからの見慣れた風景と除雪などの苦労を想像してしまうのだという。 山では、紅葉が真っ盛りだ。そこに降った初雪で、きっと色付いた樹々と白い山肌のコントラストが素晴らしいことであろう。 美瑛の丘の紅葉も始まっているが、本格的になるのは来週からだろう。樹種によって色付く時期が違うため、比較的長い間、紅葉が楽しめる。丘の紅葉はシラカバなどの黄葉が多い。秋まき小麦の緑とのコントラストが素晴らしい。 昨日のお客様は新婚旅行で北海道を訪れた方だった。焚火を楽しまれたが、夏の焚き火より、少し寒いぐらいの方がいいかもしれない。特に新婚さんは。 晩秋の10月下旬、そして初冬、私の好きな季節が始まる。

2022-10-07T18:08:17+09:002022.10.07|

丘の雲海(朝霧の季節)

もう少しで氷点下になるような寒い朝。本格的になってきた美瑛の秋。 快晴の朝は、放射冷却で冷え込み霧が発生することが多い。その霧は緩やかな風に乗って富良野方面から美瑛に流れ込んでくる。 朝4時半、まだ太陽は昇っていないが、薄明るい窓の外にはもやもやしたものが丘を漂うのが少しだけ見える。朝霧だ。 この朝霧、薄い場合は宿から漂う様子が見られるが、濃い場合は小高い丘の上に立つシュカブラも飲み込み窓の外は真っ白だ。 この後だんだんと濃くなり飲み込まれるだろうと予測し、美瑛の丘で一番高い場所である五稜地区まで車を走らせた。 日の出までは、あと10分程。想像以上に濃い霧は雲海となって、ゆっくり南から北へ移動している。 日の出の時刻、まだ、太陽は雲海の向こう側。この後何が起こるか知らない人は日の出が見られないのならと、クライマックスを見ないでここを去ってしまうのである。 ゆっくり流れる雲の端が明るくなり始め、光芒が放射状に隙間から漏れる。そして雲の上全体を照らし始め、金色の海が現れる。ただこの金色は長くは続かない。15分程度であろうか。次第に白い雲へと変化していく。 午前8時頃、太陽が雲を溶かすように雲海は消え、雲の下に隠れていた丘のパッチワーク模様が姿を現す。 天気予報で翌日が快晴の場合、朝目覚め窓の外が真っ白の霧に覆われた場合は要注意だ。ここで諦めず、宿から車で10分足らずの高い丘に行けば雲海が見られる可能性が高い。霧が薄めの場合は、シュカブラの窓から眺めるのが良い。木枠の大きな窓から眺める朝霧の丘は移ろう絵画そのものだ。

2022-09-23T23:20:40+09:002022.09.23|

夕焼けは日没後にやって来る 朝焼けは日の出前に始まる

『夕焼けは、日没後にやって来る』 『朝焼けは日の出前に現れる』 SNSやブログで何回も書いているが、大多数の人がそのことに気づいていない。 素晴らしい夕景が見られるスポットでは、観光客や近郊に住んでいる人が集まり、夕陽から日没までの景色を楽しむのをよく目にする。 そして、太陽が沈むと多くの人が満足したように帰ってしまう。20人ぐらいいた人が、日が沈むと3人ほどになり、残っているのはカメラマンだ。そう、この人たちは知っている、これから現れる絶景を。 多くの人は、夕焼けがいつ起こるのか理解していない。 沈む太陽を見るのは確かに美しい。ただ、せめて後30分粘ってみよう。 太陽が沈み、地平線の下から雲を照らす。これが夕焼けだ。雲がオレンジやピンクに染まる。雲のないときには、空のグラデーションが楽しめる。 多くの人は、これを見逃している。 日が沈み帰ってしまう人を見て、いつも思う。『もったいなぁ!!』 それでも、焼けそうな日には、近くにいる人だけには、声をかける。『もう少しいると、いいものが見れるかもしれないですよ』と。 自然現象だから、期待外れで大して焼けないときもあるが、そういうときがあるからこそ、焼けたときが素晴らしく、また、嬉しく感じるものである。 昨日は秋らしい青空に筋雲が浮かんでいた。夕方、日が傾くと徐々にいい色合いに染まり始める。雲が黄色になりオレンジになり、敷地内の別の場所でお客さんも夕景を楽しんでいる様子。日が沈むと、夕食を買いに出かけようとするお客さん。『えっ!今、行っちゃうの』と目が合う。 「お出かけですか?」と声をかける。 「もう少し待った方がいいですか」とお客さん。 「多分、これからピンクに焼けますよ。夕焼けは日没後にやってきますから」 「そうなんですね、もう少し待ってみます」と部屋に戻る。 40分ほど経ったころ、夕焼けも終わり倉庫の整理をしていると、改めて買い物に出かけるお客さん「凄く綺麗でした。ありがとうございます。」と満足されたご様子。その様子に僕も大満足。 翌朝のチェックアウトの際、「朝焼けも見れました」とお客さん。 「おぉ! 僕は、まだ寝ていました(笑)」

2022-09-09T16:09:12+09:002022.09.09|

クリスマスツリーの木と旭川空港発・羽田行き

お盆を過ぎると、美瑛はもう秋だ。庭のニシキギという木も色付き始めた。朝晩は、涼しいを通り超えて肌寒い。北海道の短い夏は終わりを告げた。 夏の星座たちも、だんだん西の空に傾く。 良く晴れた夜、久々に星空に浮かぶクリスマスツリーの木を見ようと車を走らせた。シュカブラから10分で到着、やはり2・3人の先客がいた。話し声が聞こえてくる。どうも名古屋から来ているらしい。一生懸命、クリスマスツリーの木と星空を撮っている。ラッキーだな。旅行で来て、こんな晴れた夜に遭遇できるのは、1割ぐらいの確率だろう。 写真を撮っていると、空高く飛行機のエンジン音が聞こえた。旭川空港発、羽田空港行の最終便である。丁度、クリスマスツリーの木に刺さった。 東京方面から来られるお客さんは、この便をよく利用される。旭川空港から美瑛までは15分。羽田の近くにお住まいの方は、大阪に行くより美瑛に来る方が時間的に近いという。 ただ、初めて美瑛に来る方は、新千歳空港を利用される方もいる。多くは、北海道旅行の玄関は新千歳と思い込んでいるらしい。美瑛は新千歳から2時間半はかかる。長時間運転してやっとシュカブラに着き、チェックイン。シュカブラの大きな窓から、旭川空港に着陸する飛行機を目にし、「どこかに空港があるんですか?」と聞かれることもしばしば。「そこに旭川空港がありますよ」というと、目を丸くされる。旭川空港へは、羽田から何便化ある。コロナで、運休しているものもあるが、通常に戻れば、関空便(夏季)や中部便なども。可能であれば、旭川空港を利用してほしい。 最近は、晴れた夜はヴィラの窓から正面に木星がキラキラと輝く。十勝岳連峰の裏から登って来るのである。土星や火星も。 部屋の照明を消し、テーブルキャンドルに火を灯し、星空を眺めてほしい。 ウッドデッキに出れば、天の川を行く白鳥座が美しい。

2022-08-27T08:18:39+09:002022.08.27|

夕日に染まる十勝岳(虹と夕焼け)

ここ数日の美瑛は、1日の内で目まぐるしく天気が変わることが多い。早朝、正面の十勝岳連峰がくっきり見えていたと思うと、8時ぐらいには雲で全く見えなくなり、10時には激しい雨が降り出し、正午には青空が見えるが、また厚い雲に覆われるといった感じである。 美瑛は北海道の真ん中、上川地方と呼ばれ盆地にあるため、天気が変わりやすいといった特徴があり、平野部に比べ天気予報も当たりづらい。 なるべくドラマティックな景色を見てもらおうと、夕日夕焼け、朝日朝焼け、雲海のような霧、ダイヤモンドダストなどの情報をチェックインの際にお知らせするため、いつも色々な天気予報会社の情報とにらめっこしているが、予報が当たる確率は70%ぐらいだろうか。 一昨日も、1日の始まりは晴れであったが、曇り・雨と変わり、チェックインの16時頃には、程よく雲があり真に夕焼けになりそうな空であったため、そのことをお客様にお伝えした。しかし、18時頃には厚い雲に覆われてしまい、自然なので仕方のないことであるが、期待させてしまったのではないかと、少し残念に思った。それでも曇ってはいたが、十勝岳連峰は青く稜線がくっきりと見え、それなりに綺麗だった。自宅兼レセプションの窓から、ぼーっと眺めていると、突然、山が朱色に染まりだした。次に山の上にある雲がピンクになり、また、縦虹もかかりだした。 慌ててカメラを持ち外に飛び出すと、散歩から戻られたお客様がお二人で山と空を眺めていた。「鳥肌の立つ景色」とご主人、奥様は感動の笑顔、私はカメラを構えていたが、室内にいた妻を呼び、4人でこの絶景を眺めた。 期待してもそうならないときもあるから、期待通りやそれ以上になった時の感動も大きい。それが自然、人間にはどうにもできない。本来、人間は自然の一部だからであろう。 因みに妻の話であるが、一般的に好まれる晴れた日よりもどんよりとした雲に覆われた天気が一番好きらしい。

2022-08-13T15:57:54+09:002022.08.13|

天の川(宇宙の偉大さ)

天の川の最も濃い部分がよく見られる季節になった。ただ、北海道・美瑛は曇りの日が多く星を観察するには向かない日が続いていたが、先日は快晴の夜空、満天の星が現れた。日の入りは19時頃で20時頃までは薄っすらと明るいため、星を見るには21時以降がよい。シュカブラの庭でも十分に星は見えるし、天の川も白いものが流れるように見える。初めて天の川を見る人は、薄雲があるように見えるらしく「あの辺は、少し雲がかかっていますね」などという。「いいえ、あれが天の川ですよ」「えーっ!」 この日は、もっとよく見える真っ暗な丘に出かけた。あとで聞いた話だが、その辺は熊がよく出る所らしく、畑の周りには鹿や熊よけの電気牧柵も張り巡らされている。撮影中にも、電気牧柵の警告音がなり、時折、ピカピカと照明も光る。と同時に「ギャー、ギャー」と野太い声が。恐らく熊が電気牧柵に絡まったのだろう。慌てて三脚をたたみ退散した。 最近のカメラは高感度性能が凄い。簡単にこんな星空が撮れてしまう。天の川の星々は綺麗に映るし、明るい星の様々な色も。 天の川は私たちが住んでいる太陽系がある渦を巻いている銀河系の星が密集している帯状の部分である。密集とは言っても星と星の間は光の速さで何年もかかる距離であるが。 例えば、この時期によく見えるサソリ座の心臓に位置する1等星、アンタレスという星は地球から550光年離れている。ということは、今見ている光は550年前に光った様子を見ているということだ。もしかしたら、もうアンタレスという星は消滅してしまっているかもしれないということ。一瞬、理解ができない。 星空を見ながら、そんなことを考えていると、気が遠くなると同時に、人間なんて小さな空間でいがみ合ったり、喧嘩をしたり、たたえ合ったり、ちっぽけだなと思うのである。 最近、小学校6年生の次男が、「将来、宇宙飛行士になる」と言い出した。「宇宙兄弟」という漫画に影響されたようである。実現するかどうかは別として、どんなきっかけであっても、大きくても小さくても目標をもって生きることは大切だ。たとえ、ちっぽけな人間社会であっても。

2022-07-30T09:01:31+09:002022.07.30|
Go to Top