夕焼けに舞うエゾシカ(北の大地の動物)

先週は、色々と慌ただしい1週間でした。なぜ、バタバタとしていたのかは、現段階では言えません、乞うご期待です。 さて、美瑛の丘をさんざん巡ってきた私ですが、これまでに行きたくてもたどり着けなかった所がありました。「赤羽の丘」というポプラが3本立つ丘です。他の方の写真や、旅行雑誌等で見かけますし、遠くからは、3本のポプラが見えるんですが、なかなか行かれないでいました。 先日、インスタでここの場所を投稿された友人に「わかり辛く、まだ、行ったことがない」とコメントすると、カーナビで行けるとのことで返信がありました。 昨日、西の空が赤く焼けそうな気配がし、今日こそ頑張って赤羽の丘に行ってみようと、スマホのナビをセットしました。さあ、出発です。夕焼けをバックにした3本のポプラを綺麗に撮ってやろうと意気込み、坂を下り、国道を跨ぎ、林を抜け、坂を上り、10分かからないでポプラが見えてきました。 さあ、どの角度から撮れば夕焼けとポプラを綺麗に配置できるか・・・。辺りをウロウロしましたが、なかなか良い角度が見つかりません。 この辺りは、畑のすぐ近くがどんな動物がいてもおかしくない深い林です。陽が当たらない部分はだんだん暗くなってきています。朝夕は野生動物が食事で活発に動く時間帯でもあります。 『ガサガサ』と林の方から物音が聞こえました。「えっ、もしやヒグマか!」と恐る恐る後ろを振り返りました。「ほっ!」、3頭のエゾシカでした。草を食んでいた首を持ち上げ、こちらの様子を窺っています。エゾシカは、かわいい動物でもあり、農家さんにとっては、農作物を食い荒らす有害鳥獣でもあり、ジビエ料理の食材でもあります。 私がレンズを向けると、撃たれると思ったのか、逃げ出しました。走るというより、無駄に上に飛び跳ねるといったような走り方です。薄くオレンジに染まった空に鹿が浮かび上がる一瞬でした。次は、朝の赤羽の丘に行こうと思います。

2021-06-08T10:41:47+09:002021.06.08|

快晴の朝(美瑛の丘めぐり)

6月になりました。 カレンダー上では夏になり夏至に向かって日の出の時刻が早くなってきています。今日の美瑛の日の出は午前3時50分頃(東京は4時半頃)で、3時半頃には明るくなりました。今朝は快晴、放射冷却でかなりひんやりしています。美瑛の観測地点では最低気温は0.5℃だったようですが、シュカブラは氷点下1度ぐらいで、屋根には霜が降り白くなっていました。窓からは、丘を漂う薄い霧が見えます。この一瞬にしか見られない淡く優しい絶景です。 とりあえず、Tシャツにフリースとジャンバーを羽織って、カメラを片手に早朝の丘めぐりに出発です。こんな日は沢山の美瑛の絶景に出会うことが出来るはずです。 車を走らせると、茶色い畑からにょきにょきと顔を出したアスパラに夜露が付きキラキラ輝いています。20㎝ほどに成長した秋まき小麦の緑の絨毯もキラキラ、残雪の十勝岳連峰をバックに、これぞ北海道、これぞ美瑛という絵画のような景色を作っています。 遠くからトラクターの音が微かに聞こえてきます。音の方に目をやりましたが見つけることはできません。うねうねした丘の低い所で作業しているのでしょう。農家さんは早朝から仕事です。 霞んだ丘を撮っていると、何やら右の方から視線を感じます。そちらに目をやると50mぐらい離れた所からちょこんと座ったキタキツネ1匹、こちらを見ています。冬毛から夏毛に生え変わる時期で見た感じがボロボロです。今日の気温は夏毛では少し寒そう。 車を進めると、林の中に立つ小さな可愛らしい古い家の煙突から煙が立ち昇っています。「北の国から」の五郎さん(田中邦衛さん)が出て来そうです。ここのお宅の方とは面識がありませんが、おそらく移住されてきた方でしょう。 帰宅し朝ごはんを食べ、GOSHさんのコーヒーを飲み、一息ついてから薪割です。 丸太をチェーンソーで玉切りし、斧で割ります。太陽がだんだん高くなり、気温が上昇、作業をしていると汗ばむほどです。時々、ベンチに腰掛け休憩です。冷たい麦茶を飲み、大雪山の山並みと丘を眺め、ぼーっとしているとついついウトウトしてしまいます。 薪は、割ってから2回の夏を越し乾燥させることが基本です。今割っている薪は、来年の冬にお越しになられるお客様にストーブにくべ、炎を楽しんでいただきます。

2021-06-02T09:40:19+09:002021.06.01|

パッチワークの丘(北海道の春)

美瑛の丘は、秋まき小麦がすくすくと成長し、緑の絨毯が敷かれたところと、畑お越しが終わったばかりの茶色いところとパッチワークのようで素晴らしいコントラストの時期を迎えました。それに加え、十勝岳連峰や大雪山には残雪があり、雨の日の翌日は、空気中の塵や埃が流され澄んで、美しい風景が楽しめます。 朝、起きて窓の外を見ると、空は厚い雲に覆われていました。太陽が昇るにつれ、陽が雲の切れ間から丘を照らしだしました。シュカブラから正面の奥の方に見える丘は差し込んだ陽の光で緑に輝いています。 慌ててパジャマから着替え、朝食も摂らずに軽トラの荷台に三脚を、助手席にカメラを積み込み出発です。 5分少々でシュカブラから見えた丘に着きました。まさに北海道の春です。丘には、青や緑、赤のトラクターが行きかい、農家さんは忙しそう。 軽トラのエンジンを切ると、風に揺れた白樺の葉がこすれ合うサラサラという音が聞こえます。また、あちこちから色々な小鳥のさえずりが聞こえ素晴らしい景色を眺めるには最高のBGMです。 声のする方をよく観察すると、上空をパタパタと羽ばたくヒバリ、そよ風に揺れる草に上手にとまっているノビタキなどを目にし、どこからか獲物を狙っている猛禽類のノスリの声も聞こえてきます。 地上に目をやると、獲物のヤチネズミでも探しているのかキタキツネがウロウロと、日差しで温まったアスファルト道路にはアオダイショウがじっとしています。 まさに北の大地の春の訪れ、生き物たちを一斉に目覚めさせます。 何枚か写真を撮ったら、朝食を取っていないため、お腹が鳴りました。さあ、帰ってご飯だ。 美瑛には、所々農家さんの自宅前に無人の野菜販売所があります。この時期は、アスパラですね。明るくなる朝4時頃から収穫作業を始めます。通常の流通ルートに乗せられない規格外の物などが、無人販売所に格安で並べられています。とはいっても、味は最高、切り口からは水分が滴っています。財布から100円取り出し、設置された缶に入れ、アスパラの束を頂きました。帰って早速茹でマヨネーズを付けていただきました。なぜ、こんなに甘いんでしょう。

2021-05-24T16:45:40+09:002021.05.24|

夕暮れの美瑛(空のグラデーション)

美瑛の丘は、だんだん暖かい日が増えてきましたが、風の強い日が多いです。 Villa Skavlaのシンボルツリーである大きな白樺の木も新芽が芽吹き黄緑色になりつつあります。敷地内の草も一雨ごとに成長し、緑の絨毯になりました。これから広い敷地内を何回も草刈りすることになりますが、瑞々しい草の香りを嗅いでいると、雑草たちの生命力を感じます。 植物の研究をされていた昭和天皇はおっしゃられていました、「雑草という草はない。皆それぞれ名前がある。」と。確かにその通りです。刈っている草の中には、タンポポやヨモギ、スギナにフキなど、様々なものがあり、それぞれ成長のスピードが違ったり、花を付けたり、楽しませてくれます。 大雪山や十勝岳連峰には、まだまだ残雪があり、ヴィラからも白い山々が見えます。 先日、夕暮れ時、風がやんだのを見計らって、セブンスターの木の近くに行きました。日中風が強い日は、夕焼けが綺麗に見えることが多いです。この日も期待通りに西の空にグラデーションが出来ました。三日月(実際は新月から2日目の月)も綺麗な空にプラスされ、夕方の静寂を感じさせてくれるものとなりました。遠くからは、遅くまで働くトラクターの音が聞こえ、これもまた心地よいものです。 今日から北海道にも緊急事態宣言が発令されました。北海道は九州の3倍の面積もあり、道内でも地域によって状況に差があるため、一括りに扱うのは疑問が残るところですが、専門家や政府が判断したことですので、やむを得ないこととして受け入れるしかないですね。 マスクをしていると、顔がよく分からず、近所の人でも気が付かず挨拶もできないこともあります。反対にマスクをするようになってから知り合いになった方とは、マスクを取れるようになったときに、気づかないかもしれませんね。 5月31日まで、北海道民を対象にスタンダードプランの30%off「どうみん限定特別割引プラン」を実施しています。1日1組限定で貸し切りのプライベートヴィラのため、三蜜を避けて滞在をお楽しみいただけます。詳しくは、aboutやreservationのページをご覧ください。

2021-05-16T09:46:46+09:002021.05.16|

丘を行きかうトラクター(丘を照らすスポットライト)

GW中は4組のお客様をお迎えすることが出来ました。試作品ではありますが、お客様とスウェーデントーチを楽しめたこと、また、トラクター運転や薪割の体験をしてくださったこと、大変うれしく思います。ありがとうございました。 今年のGWは寒い日が多く、また曇りや雨(雪混じり)、風も非常に強かったです。 今日は朝から、小雨がぱらついたものの気温は平年並みといったところですが、風は変わらず非常に強いです。 このような日は、雲の流れが速く、雲の切れ間から丘をスポットライトのように照らす太陽光線が素晴らしいい光景を作り出します。美瑛の丘は、秋まき小麦の芽が伸び緑の絨毯が綺麗です。 農家さんは、畑お越しや苗の植え付けで大忙し。空の様子を窺いながら、タイミングを見計らって農作業のスケジューリングをしているようです。大変そう!! 丘には、青や赤、緑の巨大なトラクターが何台も行きかい畑に縞模様やパッチワーク模様を作り出します。農地が広大なため、遠くで見ていると、トラクターがミニカーのようにかわいらしく見えますが、近くに立つと、自分の背丈をはるかに超えるタイヤの大きさです。 美瑛や富良野もやっと桜が咲きました。北海道の桜は、エゾヤマザクラという桜がメインです。本州によくあるソメイヨシノは、花が咲き散った後、葉が開いてきますが、エゾヤマザクラは、花と葉が同時です。ソメイヨシノを見慣れていた私は、満開時のエゾヤマザクラを初めて見た時、満開になっていないように見えました。なぜそう見えないのかと思い、翌年、ソメイヨシノの満開時の写真と見比べて、葉の有無の違いに気が付きました。 北海道の花見と言えばジンギスカンですが、今年は、コロナの影響や寒く風も強いため、見かけません。 例年、春が来るとはじける道民の姿が見られないのは寂しいことです。 5月31日まで、北海道民を対象にスタンダードプランの30%off「どうみん限定特別割引プラン」を実施しています。詳しくは、aboutやreservationのページをご覧ください。

2021-05-08T11:41:02+09:002021.05.08|

小さな野鳥(ヒタキ)の眼差し

ここ数日、小さな野鳥がしきりに室内を覗き込んできます。これまでは、敷地内にある姫リンゴの木にとまり、しばらく鳴いた後、どこかに去っていくという繰り返しだったのですが、その木から窓枠に飛び移りしがみついて、中の様子を覗ったり、羽ばたきながら窓にバタバタとぶつかったりしています。 その様子を観察していると、どうも室内に入りたいというような感じに見えます。少し窓を開けて、入って来るかどうか試してみたいところではありますが、うちには、宿の看板猫が2匹います。入って来ようものなら、室内はとんでもないことになりかねません。窓枠にしがみついている様子を見る猫たちの目はまん丸で、「クァッ、クァッ!」と妙な威嚇の声を発しています。 猫に狙われているとも感じないのか、小鳥は「入れてくれよ」というような表情でこちらを見つめています。 この鳥の種類をネットで調べてみたところ、「ヒタキ科」に属する鳥であるようですが、ヒタキには「ノビタキ」「エゾヒタキ」「サメヒタキ」「キビタキ」など数多くの種類があり、1つの種類の中でも、個体差があるようで、どれに当たるかよく分かりません。ヒタキという名の由来は、尾羽を振り下ろしながら「カッ、カッ」と鳴く声が火打ち石を打つ音に聞こえることかららしいです。 さて、寒さはまだ続いています。自宅でも薪ストーブを焚いています。当初、宿泊棟の薪ストーブも4月でシーズンオフになるかと思っていましたが、GW中盤からは雪も降る予報で、お泊りになられるお客様には、お部屋で薪ストーブの炎を見ながらゆっくりしていただけそうです。寒さは、それはそれで楽しみ方が沢山あります。 春の美瑛の丘や富良野盆地は秋まき小麦の芽が青々としてきました。その上に雪が降ると、緑と白のコントラストがとても綺麗です。さらに、曇りの方が曇の切れ間からスポットライトのように日が差し込み丘を照らします。その瞬間は、鳥肌が立つ素晴らしい絶景です。 5月31日まで、北海道民を対象にスタンダードプランの30%off「どうみん限定特別割引プラン」を実施しています。詳しくは、aboutやreservationのページをご覧ください。

2021-04-30T09:54:54+09:002021.04.30|

風と雲

春なのに寒い日が続いています。寒さは、肌寒いというレベルではなく、関東や関西でいうところの冬のようです。昨夜は雪が降り、農地には薄っすらと積もり、芽を伸ばし始めた秋まき小麦の緑と雪の白のコントラストが美しい風景を作り出しています。風は強く、上空を流れる雲が太陽を遮り、切れ間から差し込んだ光線がスポットライトのように丘の緑や白を照らします。 ここ数日は、1日のうちで天気が目まぐるしく変わります。快晴から曇り、雨や雪とバリエーションが豊富です。こういう時こそ、その時にしか見られないような絶景がよく見られます。それと同時にシャッターチャンスも訪れます。 毎日、朝夕、シュカブラ上空を行きかっていた白鳥が、急に少なくなりました。時々数羽を目にしますが、大部分はシベリアに向けて出発したのでしょう。白鳥は飛んでいるとき、必ずと言っていいほど鳴きますが、先週までの鳴き方は激しく、群れが少なくなってからの鳴き方は少し声が小さいような気がします。 もともと、4月の美瑛は1年でも最も観光客が少ない時期ではありますし、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の影響もあり、当施設も寂しい状態が続いています。 昨年、宿泊棟は完成しましたが、まだまだ、外構が整備されていない部分が多くため、この空いた時期を利用し、自らスコップやつるはしなどを持ってDIYに取り組んでいるところです。これまでのも、建坪18㎡ある倉庫や薪小屋など作っており、よく友人にはDIYの域を超えていると言われますが、今回も土木工事のようになっています。 当施設は焚火をお楽しみいただける宿ですが、安全に行っていただくため、これまでよりも広い焚火コーナーを作成中です。また、タイム(ハーブの一種)やクローバーで緑の絨毯を作ろうと思います。あれも、これも、まだまだここもと考えていると切がありません。 身体障害があり、人一倍時間はかかってしまいますが、知恵と工夫を駆使し、身体が動かなくなるまで、やり続けるでしょう。リハビリの一環として。

2021-04-22T17:07:08+09:002021.04.22|

春を探しに(十勝岳温泉)

週末、空は青く、十勝岳連峰や大雪山は白くくっきりと見えました。風もなくポカポカ陽気の日がありました。こんな日は出かけないともったいないと思い、夫婦で十勝岳温泉の凌雲閣さんの展望台まで春を探しに車を走らせました。凌雲閣さんは標高1280m、北海道で一番高いところにある温泉です。出かける前は、高いところには道路にも雪が残っているんじゃないかと思いましたが、路面は露出し、側溝には雪解け水が勢いよく流れていました。 到着すると、雪山を下山してきたと思われる方がお湯を沸かしコーヒーを入れているところであったり、凌雲閣の従業員さんが残った雪を除雪機で飛ばしていたり、露天風呂からは絶景を楽しむ人の声が聞こえました。 このあたりの地元の車は、旭川ナンバーなのですが、駐車場に停まっている車を見ると、半数近くが札幌ナンバーで、春を待っていた道民が動き出したのだと感じられました。 十勝岳温泉は美瑛町の隣、上富良野町にあり、同町内には「ジェットコースターの路」や「深山峠」など『かみふらの八景』と呼ばれる名所があります。この温泉からの眺めも、かみふらの八景のひとつであり、真冬は真っ白に、春は残雪が、夏には緑が、そしてなんといっても素晴らしいのが、秋です。ダケカンバの黄色やナナカマドの赤と針葉樹の緑が華やかに山を彩ります。夕刻にはさらに西日が射しこみ、黄色い葉はオレンジに輝きます。 一年を通して楽しめるここの景色は、富良野美瑛の旅に加えていただきたい場所です。 写真の左上の雲のようなものは、十勝岳から立ち昇る噴煙です。 さて、今時期、ヴィラ シュカブラの上空を頻繁に領空侵犯するものがいます。南で冬を越した白鳥がロシアに帰る途中、美瑛町内に一ヶ月ほど留まります。町内には人工湖があり、こことねぐらにしている畑を行き来するのですが、丁度、シュカブラが通り道になっているようで、毎日、朝夕の同じ時間帯にV字に整列して激しく鳴きながら飛んできます。低空飛行するときは、羽音が聞こえるほどです。 暖かくなってきましたが、それでも朝夕は冷えます。今月中は、夜は薪ストーブを使うでしょう。外で焚火も楽しみたいです。

2021-04-13T08:12:24+09:002021.04.13|

フキノトウ

一週間ほど、所用で不在にしていました。出発前には敷地内を広く覆っていた雪もほとんどなくなり、茶色い土が見えるようになりました。雪解け水で、所々ぐちゃぐちゃとぬかるんでいます。 敷地内の法面の上、一段高くなったところに登ると、青い空、まだまだ白い大雪山、十勝岳連峰、そして芽を出し始めた植物たちがいました。春の訪れです。枯草の隙間からフキノトウが顔をのぞかせていました。 この時期、毎年フキノトウを見ると思いだすことがあります。 故郷の三重県では山に行かないとあまり目にすることがないフキノトウですが、ここ北海道では、いたるところで見ることが出来ます。北海道に移住した21年前、市役所に初登庁する日、幹線道路を車で走っていると、中央分離帯にフキノトウを発見しました。「こんなところにフキノトウが!!」と、思わず車を停めて採取したくなりました。職場に到着し、ワクワクしながら、このことを同僚に話すと、『何を驚いているんだろう?』というような顔をされたことを覚えています。北海道民にとっては、珍しくもなんともないことだったのです。 丘は日陰になった部分に雪が残っていますが、秋蒔き小麦の緑が徐々に顔をのぞかせ濃くなってきています。青い空、白い山、緑と茶色の大地、何とも言えないコントラストです。 一般的に、旅はできるだけ雨を避けたいという思いがあります。しかし、春は、中国からの黄砂の影響で霞むことが多いのです。そんな時、雨は大気中の埃や塵を流してくれ、止んだ後は、全ての物を色濃くし、最高の瞬間を見せてくれます。雨の日の旅、それはそれで良いものだと思います。 これから、ゴールデンウイークに向け、美瑛の丘は一気に慌ただしくなります。いたる所で赤や青、緑の大きなトラクターが眠りから覚めた大地をゆっくりと走ります。 シュカブラの建築工事は昨年の秋に終わったため、外構は、まだまだ土が露出し殺風景なところがあります。4000㎡の敷地をこれから徐々に整備し、これまで以上に緑にあふれ、キツネやウサギ、沢山の鳥たちの集う場所にしていきたいと思います。

2021-04-06T09:11:10+09:002021.04.06|

雪融け(北海道民の気持ち)

ここ数日の美瑛は、しばしば雪がちらつくものの、どんどん雪融けが進んでいます。 1mほど積もっていた雪は50cm程になりました。雪は水になり、道路や側溝に流れ込みます。 北海道で、この時期によく見かけるのは、玄関先にできた氷を割るおじさんです。夕方溶けた雪は側溝などに流れ切らず、夜、気温が下がると道路やアプローチにへばりつくように氷になります。おじさんは、朝起きてこれを一生懸命割るのです。 移住したころは、「なぜ、一生懸命汗を流しながら割っているのか、暖かくなれば自然に溶けるのに」などと感じたものでした。 でも、この作業には、意味があることがわかりました。 まず一つは、氷の表面が溶けてつるつるで危険であること、そして、もう一つは、少しでも早く雪がなくなって春を迎えたいという道民の心です。道民には「白い雪の世界に閉じ込められた」という感覚があるそうです。11月から降り出した雪は、大地を雪と氷の世界に変えます。今でこそ、住宅の断熱性能が向上し、部屋はポカポカですが、昔の北海道の家は粗末な作りで、文化財として現存するものを見ると、「こんな家でよく凍死しなかった」と思えるようなものばかりです。 このようなことが、今でも道民に脈々を受け継がれているのだと感じます。 今年は、全国的に桜の開花が早いとのことですね。 桜といえば、入学式です。私も小学校入学の時は三重県にいたので、校門の前で桜を入れて両親と記念撮影をしました。 例年、美瑛の桜の開花はGWごろです。ソメイヨシノではなくピンク色の濃いエゾヤマザクラがメインでとても綺麗です。道民の花見といえば、ジンギスカンです。桜の木の下で、みんなで焼肉のコンロを囲み食べて飲んでの大盛り上がりで、春が来たとはじけます

2021-03-23T17:32:10+09:002021.03.23|
Go to Top