明けまして、おめでとうございます。
とはいうものの、既に今年が始まって4日目になる。
昨年は約130組、約270名の方にお越しいただいた。
大変ありがたいと同時に、いろんな方とお話ができ嬉しく思う。
年末から年始にかけても、隙間なくお客さんに来て頂いている。
冬のため、車の運転に不安がある方が多く、飲食店への送迎や丘の案内をする機会あり、車の中で沢山の話をするのであるが、最近の傾向として、初めて北海道に来る、それが今回の冬だ、という方が増えている。
10年以上前、美瑛で冬に観光客を見かけることもほとんどなく、見かけても写真家や写真愛好家が、真っ白の雪原をカメラに収めに来ているぐらいだった。
コロナの前あたりから、雪が降らない台湾の方が訪れるようになり、コロナ明け以降は韓国の方が爆発的に増えている。
これまでの日本の方の傾向としては、夏に初めて北海道に来て、冬を勧められ、怖いもの見たさで来るような感じだった。
ただ、一旦来てみると、想像していたより寒く感じないことと、何よりも真っ白な世界と、本州と違うサラサラの雪に感動する。
そして、今シーズンの冬から初めて北海道に来るのが今回だという人が、立て続けだ。
僕が「初めての北海道が冬なんて、挑戦者ですね」というと「真っ白な雪をどうしても見たかった」という。そして、「想像していた以上に綺麗だ」と。
シュカブラという宿を始めたいと思ったきっかけは、『冬にあんな寒い北海道なんかに行くものじゃない』と誤解している、僕の出身地である三重県の人たちや東京や大阪、名古屋など都会に住む人たちに、冬の素晴らしさを伝えたいためだ。
美瑛の宿泊施設を利用する人の6割が外国人、残りの4割が日本人だとの統計があるが、シュカブラを訪れる人の約95%が日本人である。
日本に住む方に、まだまだ、自国にも素晴らしい土地や感動する季節があることを知ってほしいという思いが、少しずつではあるが届き始めていることを嬉しく思うのである。
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