先々週は、日の出前、氷点下になり霜が降りる日もあったが、今日の最高気温は28℃の予報だ。それでも、やはり日の出前は6.1℃だったようだ。
今月20日に、待ちに待った「美瑛ふるさと市場」が、今年の営業を開始した。ここの野菜は、地元の農家さんが野菜を持ち寄り、委託販売しているところで、朝採れたての新鮮なものが並ぶのである。最近でこそハウス栽培が普及しているが、基本的に北海道は冬に野菜が採れない。昔は秋に採れたジャガイモやニンジン、タマネギなどを貯蔵し、また、キャベツなどは漬物にしたものを、食べて凌いだのだ。現在は、冬でも本州から輸送された野菜がスーパーなどに並ぶが、輸送に日数がかかっていることもあり、納得できる味ではない。
今は、アスパラの最盛期、ふるさと市場には、いろんな農家さんのアスパラが並ぶ。アスパラは、甘みを楽しむなら焼き、シャキシャキ感を楽しむなら茹で、素材の旨味を最大限に引き出す調理工程をNHKで放送していたので試したが、今まで自分がしていた調理方法よりはるかに美味しくなった。
ふるさと市場には6月になると、トマトが並びだす。美瑛のトマトは最高である。盆地であるため、夏場でも朝晩は冷え、日中は暑くなり、寒暖の差が激しい。冷える夜には野菜たちは自分の身を守るための成分を蓄えるらしい。それが甘み成分とのことである。その野菜を早朝に収穫する。美味しくないはずがない。
美瑛ふるさと市場は火曜日定休、9:30オープンで11時頃には品数が少なくなる地元民御用達のお店。土日にはオープン前から列ができるほど大人気だ。連泊の方などには、是非立ち寄っていただきたいお店である。

丘も作物が育ち、緑が濃くなってきた。早朝や夕方の散歩やドライブが気持ち良い。有名な観光スポットも良いが、そこに向かう途中にある何気ない景色に気を留めてほしい。