年間アーカイブ: 2020

暮らすように泊まる(ワーケーション・テレワーク)

昨日は冬至、また、土星と木星が大接近した日でもありました。残念ながら曇っていたので、世紀の天体ショーは見られませんでした。 良く晴れた夜には、お部屋の電気を全て消すと、星空のスクリーンにいろんな星座が現れます。スクリーンとは窓のことで、リビングには縦150㎝×横210㎝の窓が2枚あり、木枠の額縁のようなこの窓から、今の時期には、20時ごろ冬の星座の代表格オリオン座、冬の大三角形、夜明け前には春の星座しし座など沢山の星座が見られます。また、浴室も同様、お湯に浸かりながら、浴槽の近くにあるスイッチをOFF、天体ショーの始まりです。 Skavlaは連泊されるお客様が多くいらしゃいます。皆さん思い思いに過ごされています。 写真を趣味にされている方は、日の出前から出かけ、戻って来てからお部屋でゆっくり、また、夕方に出かけ夕暮れ時のシャッターチャンスを狙うようです。このサイクル、私も写真を趣味にしているのでよく分かります。 また、リモートワークをされる方もいらっしゃいます。会社とネットで繋がるテレワークもありますが、最近、観光地などが進めようとしているワーケーション(ワークとバケーションが合わさったもの)です。連泊中にお掃除のため、お部屋に入らせていただいたのですが、テーブル上にはデスクトップパソコン用のモニターが、その向こうには窓からの雪景色が見えました。最近、テレビ等でワーケーションという言葉を聞いていましたが、「まさにこれだ!」というものでした。自分で建てておきながら、私の想像を超えた宿の活用方法で、これからの時代を象徴するような仕事のスタイルだと感銘しました。薪ストーブを焚き、コーヒーを飲みながら、パソコンに向かい、目を癒すために視線を少しずらせば、そこには美瑛の丘や十勝岳連峰の絶景が。バケーションレンタルは、遊びだけではなく仕事にも使え、「暮らすように泊まる」ということにも通づるものです。 先週は沢山の雪が降り積雪は50㎝ぐらいになりました。風の強い夜もあったため、敷地内には、少しだけシュカブラ(風雪紋)が出来ました。まだまだ、これから、雪が降っては締まりを繰り返すとシュカブラができやすくなります。 敷地内ではスノーシュー散歩やそり遊びもお楽しみいただけます。

2020-12-22T08:59:21+09:002020.12.22|

冬の楽しみ(除雪体験・雪遊び)・冬の星座

美瑛は徐々に本格的な冬に入ってきました。昨日から雪が断続的に降っています。現在のSkavlaの積雪は20㎝程度です。 今日、午前中は所用で旭川市内に出かけました。いつも旭川は美瑛より積雪が多く、今日も30㎝ぐらいは積もっていました。 旭川の人からは、よく「美瑛は雪が多いでしょ」と言われますが、実は例年旭川の方が1.5倍ぐらい積もります。 また、住宅街にお住まいの方からは、「広大な土地の除雪は大変でしょ」と言われますが、土地が広い分、除雪機やトラクターで雪を飛ばす場所が沢山あります。住宅街は、隣の家の敷地に飛ばすわけにはいかず、玄関先にどんどん溜めていくため、固い雪の山ができます。 基本的に幼少のころから北海道に住んでいる方(俗にいう「道産子」)は、雪が嫌いな方が多いです。 雪の少ない地域の方は、この時期に雪が降ると、「ホワイトクリスマスにならないかな」とワクワクしたり、クリスマスイブのロマンチックな雰囲気を想像したりしますが、道産子の多くは、少し雪が降ると「あ゛ぁ、また、除雪か、腰が痛い」など、かなりマイナス思考になるようです。 雪の楽しみ方は沢山あります。スキーやスノーボードなどゲレンデが必要なものもありますが、単純にふかふかの雪に背中から倒れこむことや、スノーシューで散歩する、雪の結晶を撮影するなど、数えきれないほどの楽しみ方があります。 除雪を経験したことのない方は、スコップで除雪する体験が楽しいと感じることも多いようです。 2年前の冬、敷地前の道路を通りかかった台湾からの観光客が除雪機で除雪している私の姿をじっと見ていたため、言葉は通じなかったのですが、身振り手振りで、「除雪をやってみるか」と伝え、除雪機を使わせてあげたところ、大興奮の大はしゃぎで、仲間で写真を沢山取っていました。思いもよらないところに楽しみが潜んでいるのだと改めて感じました。 写真は12月12日、雪がやんだ夜空です。シュカブラの正面から代表的な冬の星座、オリオンが昇ってきました。

2020-12-15T21:02:48+09:002020.12.15|

青い池(ライトアップ) 冬の楽しみ(スノーシュー そり遊び 雪だるま)

青い池のライトアップです。近くに住んでいながら初めて見に行きました。昼間の青い池は何回か見たことがありますが、夜は夜で綺麗です。もう、水面は凍っており、その上に雪が積もっています。昼間は、ライトアップがないので、青い池というよりは、白い雪原でしょう。緑や青、赤、紫、白など色々な光で照らされます。目にするまでは、青い池だから青い光に照らされるのだろうと思っていたので、赤い光で照らされたときは、「赤い池?」と思いました。この時期は21:00まで楽しめるとのことです。 今週の美瑛は暖かいです。雪が降っては溶けの繰り返しで、徐々に積雪量が増えていきます。今週末には爆弾低気圧が北海道を襲うと予想されています。大量の雪が降り、強い風が吹くのでしょう。除雪が大変そうですが、こういうときこそ現れる可能性が高いです、Skavla(風雪紋)が。降り積もった雪が少し固まり、そこに強い風が吹きつけると、固い部分だけが残って不思議な模様になります。人間には作り出せない自然の神秘。 宿の名前にもしているSkavla、是非、お客様に見ていただきたいです。 現在、敷地内の積雪は15㎝程度です。まだ、スノーシュー散歩ができる状態ではありませんが、年末にはいい感じになるのではないでしょうか。お子様には敷地内の斜面を使ってのそり遊びや雪だるま作りがいいでしょう。 お部屋でゆっくり、敷地内でアクティブに、楽しみ方が沢山あり時間が足りないので、是非、連泊をお勧めします。 世界でコロナワクチンの接種が始まりましたね。早く日本でも接種が始まり、インフルエンザのようにウイルスと普通に共存できる日が早く到来し、日々を安心して暮らせ、旅行や買い物、外食が心から楽しめる日が来ることを願ってやみません。 感染拡大の阻止と経済循環の両立、非常に難しい問題です。世界中の皆さんが精神的にも経済的にも困ることなく、身体的にも健康な状態を維持できるよう、様々な面から協力してこの局面を乗り切らなければならないと思います。

2020-12-08T13:38:50+09:002020.12.08|

クリスマスツリーの木(冬の楽しみ)

もう今年もあと1か月ですね。12月といえばクリスマスですが、今年は不安定な情勢で、盛り上がりに欠けています。 美瑛には、「クリスマスツリーの木」と呼ばれる有名な木があり、観光スポットになっているほか、写真家さんの被写体でもあります。夏には多くの方がこの木を見に訪れます。 冬は人が少なく、落ち着いて撮影ができます。特に今日のような雪が降りしきる日には、静かにシャッターを切ることが出来ます。 とても静かではありますが、耳をすませると、降る雪が雪面に落ちた瞬間の「カサッ、カサッ」という音が聞こえてくるようです。 この木は私有地に立っており近くまで入ることはできません。ただ、心無い方がズカズカと入ってしまうことがあり、所有されている農家さんもお困りのようです。農地は農家さんの庭のようなものです。 写真は今日のクリスマスツリーの木です。美瑛の丘に降りしきる雪の中、凛として佇む姿は、たくましくもあり、かわいらしくメルヘンチックでもあります。 通常、風景の撮影ではストロボは使用しないのですが、この写真は雪に光を当て柔らかい雰囲気を出しています。 今のSkavla敷地内の積雪は20㎝程度です。日中は暖かくなる日もあるので、少し溶けては積もりの繰り返しで徐々に雪深が増していきます。 年末には40㎝程度にはなっているでしょう。ここまで積もれば、敷地内でスノーシュー散歩や雪へのダイブが楽しめます。サラサラの雪なので、払えばすぐに落ちます。 寒いのは苦手という方は、薪ストーブを焚きながらお部屋の窓から、外の白銀の世界をお楽しみいただくこともいいでしょう。 Skavlaでは、お客様が自由に好きな滞在スタイルをお楽しみいただくことが出来ます。 12月末までには、マイナス20度になる日が1日はあるでしょう。風もなく青空が広がり大雪山・十勝岳連峰や丘、そして霧氷の付いた樹々。寒気が上空に入り、放射冷却で地表の熱が奪われたときにこそ、目にしたことにないような素晴らしい景色に出会えます。挑戦する方は私と一緒に外で撮影を楽しみましょう。のんびり眺めたい方は、暖かなSkavlaのお部屋から。

2020-12-02T09:51:26+09:002020.12.01|

薪ストーブ(炎を見ながら)・嬉しい言葉(思い出)

美瑛は、ゆっくりゆっくり冬に向かっています。雪が降り、うっすら積もっては消え、冷たい雨が降り、気温が下がって雪になり、それが消え。この3連休は後半、雪の予報で来週も雪です。大雪山や十勝岳は真っ白です。平地で根雪になるのはいつなのでしょうか。 寒くなってくると、やはり使いたくなるのは薪ストーブ。お部屋にはガスセントラルヒーティングが設置されていますが、何百万年前の火を使うことを覚えた人の本能なのか、炎を見たくなります。 Skavlaは、お客様ご自身で薪をくべて楽しむことが出来る宿。これまでにお泊りになられた全てのお客様が、薪ストーブを焚かれ楽しまれておられます。 予想以上に薪ストーブを楽しんでいただけるため、玄関アプローチにお客様専用の薪小屋を作りました。実製作日数5日ですが、お客様のいらっしゃらない日を見計らって作っていたので、2週間ぐらいかかりました。今、乾燥した薪を詰めている最中です。 炎を見ていると、普段口数の少なく一定の距離を取っているご夫婦も何故か距離が近くなり、優しく語らうことが出来ると思います。普段見えない相手の一面が見えたり、忘れていた良さを改めて感じることが出来たり。 薪をくべ、チーズをおつまみにワインを味わう。ドラマに出てきそうなシチュエーションですね。でも、Skavlaはそういった非日常をご堪能いただく大人の空間。 先日、お泊りになられたお客様からとても嬉しいお言葉を頂きました。「とても良い思い出が出来ました」と。これまで、お客様にはご滞在中に楽しんでいただくことを心がけて来ましたが、「思い出になった」ということは、将来に渡って心に残ったということです。こんな嬉しいことはなかなかありません。時々、Skavlaでのことを思い出していただけるとありがたいです。また、私のことをチェックインされたときから「櫻井さん」と呼んでくださる方もいらっしゃいます。大きなホテルのオーナーでは初対面の方から名前で呼ばれるようなことはなかなかないことだと思います。小さな宿の良さかもしれません。 HPのプロフィールにも目を通して来てくださる方が多く、「なぜ北海道に移住したのか」「なぜ宿をやっているのか」と聞かれることもあります。遠慮しながら聞かれますが、私としては、どんどん聞いていただきたいと思っています。

2020-11-21T10:57:58+09:002020.11.21|

霧氷と霧の丘(冬の足音)

今朝の美瑛は冷え込みいました。氷点下10度は下回ったのではないでしょうか。 起きて窓の外を見ると、一面の雪と深い霧。この時期にしては珍しく、樹々霧氷がついているようです。日の出前はあまり分からないのですが、太陽が昇ると一気に木々が真っ白に輝きます。 太陽が昇ると霧氷が溶けてしまうので、敷地内の白樺の様子を見るために慌ててパジャマにサンダルでカメラを持って外に飛び出しました。思った通り、青空に真っ白の枝が映えます。おまけに小鳥のさえずりも。 太陽の方向を見ると、なんとダイヤモンドダストです。この時期のこれが見られるとは。ダイヤモンドダストは背景が黒っぽいとよく見えます。運がいいことにSkavlaの壁は黒。キラキラ光って漂う様子がよくわかります。寒さを忘れて見入ってしまいます。このキラキラを写真に収めるには、本気出して撮らないと無理ですね。見たようには写らないものです。 十勝岳連峰や大雪山は雲に隠れて見えませんが、これはこれで良しです。明日は、1日晴れの予報です。夕方、ピンクに染まる山々が見られるかも。   先日から、宿泊棟の玄関アプローチの横にお客様用の薪小屋を作っていました。今日、午後に完成したのですが、午前中は、写真を撮るのと大工仕事を並行してやっていたので、電動ドリルやビス、木材と一緒にカメラを方から下げるという、他人から見たら理解しがたい恰好をしていました。クロネコの荷物が届いたとき、配達員さんが不思議そうな顔をしていました。身体が3つぐらい欲しいですね。   北海道に生まれ育った人の多くは、雪が降ると「あぁ・・・」とため息交じりにがっかりします。確かに除雪などは大変です。 移住者(一部)と子供は、「わぁ!!」と喜びワクワクします。そして、とりあえず、素手で雪をつかみます。 これから雪や冷たい雨の天気を繰り返し、どんどん冬が深まっていきます。 私のように寒い中で雪景色を見るのもいいですが、暖かいSkavlaのお部屋の窓から絶景をご堪能ください。

2020-11-11T19:11:01+09:002020.11.11|

晩秋の丘

 ついに来ました、この季節。十勝岳連峰の白、秋蒔き小麦の緑、そして、カラマツの紅葉。少し天候が安定しないですが、雲の切れ間から差し込む陽の光が、いっそう絶景を引き立てます。  Villa Skavlaの敷地入口からは素晴らしい景色が見えるため、沢山のレンタカーが減速したり一旦停止したりしています。それほど道幅が広くなくカーブでもあるので、景色に見惚れたドライバーが追突事故を起こしそうですので、なるべく、入口付近に停めないようにお願いをすることが多いです。この道からも、もちろん絶景なのですが、奥に入ったSkavlaからの景色は、これを上回り、さらにお部屋の窓から見る景色は、額縁の絵画のようです。薪ストーブを焚いた暖かな室内で、時間を忘れてゆっくり見ることが出来ます。  10月30日、グランドオープンし、11月は何組かのお客様からご予約を頂いております。私が感じるところ、この時期は閑散期で、以前は観光客がもっと少なかったような気がしますが、この時期の美瑛の素晴らしさが徐々に知れ渡りつつあるのか、今日も大型観光バスを何台か見かけました。  もっともっと沢山の方に、この時期の素晴らしさを知ってもらうため、頑張っていきたいと思います。  今週は平地にも雪が降る予報です。オレンジのカラマツにうっすらと雪が被ると、なお一層素晴らしい景色になります。  友人に聞いたことですが、東京に住む知人が初めて美瑛を見たとき、感動のあまり涙を流したそうです。その気持ち、すごくわかります。なぜなら、毎日この景色を見ている私でさえ、なぜか時々、見ている景色がにじみます。  この気持ちを、沢山の方に味わっていただきたいと思います。

2020-11-02T21:33:35+09:002020.11.02|

晩秋の美瑛(カラマツの紅葉)

10月も最終週になり、美瑛は朝晩冷え込んできました。でも、Villaのお部屋は暖房が効いて暖かです。 GOTOトラベルキャンペーンの関係で手続きが2転3転しましたが、最初の申請から3週間程度で対象施設としての承認とお客様にお配りする地域共通クーポンが届きました。 準備が整いましたので、予定通り10月30日オープンです。ご予約の受付も開始しています。 10月末から11月初旬のわずか1週間程度、この時期の美瑛は見逃せません。山は白く、カラマツはオレンジ、丘は緑に、素晴らしコントラストで最高の1週間です。一般的な紅葉の時期より遅れて、カラマツが紅葉します。10月20日前後ぐらいまでが、北海道旅行をされる方が多いです。白樺やミズナラ、カエデなどの紅葉が平地で見られるからですが、その紅葉が終わったころ、大雪山・十勝岳連峰からカラマツの紅葉が降りてきます。 この時期には観光客もまばらですが、プロ・アマ問わず写真家さんは知っています。この時期の素晴らしさを。カラマツ林をバックにした「青い池」も素晴らしいです。 もちろん、春や夏の美瑛もいいのですが、晩秋から厳冬期は、日本の他の地域では見ることの出来ない世界がやってきます。私は、この時期が一番好きです。三重県の実家に帰省すると、「冬の北海道って住めるの?」などと真面目な顔をして聞いてくる友人もいます。 確かに冬の寒さや雪は厳しいかもしれません。しかし、この環境がないと見られない絶景やアクティビティがあります。吹雪のときは比較的気温は高めです。氷点下20度を下回るときは、晴天で樹々が真っ白の霧氷に覆われます。道外の方は、吹雪の時がとんでもなく寒いと誤解をしていることが多いですね。 そして、何を隠そう、高気密高断熱の室内は本州の家よりずっと暖かいのです。旭川出身の妻は、年末年始に私の実家に帰省すると、家の中で「寒い寒い」と凍えています。 Villa Skavlaもぬくぬくしています。薪ストーブを焚いた暖かな室内から、ほっと一息しませんか?  昨日、取引先のインテリアにお詳し方からオープンのお祝いにと一輪挿しを頂きました。玄関土間にさりげなく飾ることが出来ました。かわいらしドライフラワーを活けようと思います。  私が好きなこれからの季節、北海道外の方にも冬の素晴らしさをお伝えしたいを思います。是非、Villa Skavlaにお越しください。

2020-10-26T13:27:20+09:002020.10.26|

プレオープン終了(薪ストーブの炎の誘惑)

本日、プレオープンが終了しました。10月2日から18日チェックアウトまで、水・金・土曜日の合計8泊分をご宿泊いただける日とし、6組6泊のお客様をお迎えできました。まだまだ、皆様にSkavlaの存在が認知されていないため、知人友人が様子伺いに泊ってくれるのかと思っていましたが、予想を覆し、5組の方が初対面の方でした。インスタやフェイスブック、ホームページを見たという方々で、「ずっと、気になっていた」「オープンしたら真っ先に行こうと思ってた」というお言葉や「外から同じ景色を見てるけど、この窓を通すと違って見える。額縁の絵画だ。」「わぉ!! お洒落すぎる。ここに住みたい。」「食器やアメニティも最高」など喜んでいただき、中には「ここ10年間、海外旅行も含め、色々な高級ホテルに泊まっているけど、1番良かった」など、ビックリするようなお褒めのお言葉もいただきました。そんな中、初めてのカード決済で手間取ったり、スリッパや朝食セットの一部を用意し忘れたりと失態もありました。お客様は、やさしく手助けしてくださり、激励もいただきました。焚き火を楽しみにいらっしゃった方とは、炎の前で2時間お話をさせていただきました。初めての焚火だとのことで、「一生の思い出になった」ととても喜んでくださいました。高級ホテルのようにかしこまったおもてなしはできませんが、私たち夫婦の自然体で、お客様のご滞在を少しだけサポートさせていただこうと思います。それが、Skavla styleです。「また、来ます。今度は連泊で。」というお客様のお言葉は本当に嬉しく思います。 そういえば、もう一つ予想を覆したことがあります。薪ストーブです。炎を見ながら大切な人と語り合っていただきたいと設置した薪ストーブですが、操作が難しいや火が危ないと敬遠される方もいるかと思っていましたが、6組ともご利用になられました。「これを楽しみに来た。」というお客様もいらっしゃり、楽しいでいただけて、導入してよかったと改めて思いました。 さて、今日もSkavlaの窓から景色は最高です。雲が浮く青空、雪をかぶった十勝岳連峰、そして色づく美瑛の丘。ここだけしかない美瑛の特別な時間が流れます。

2020-10-18T20:24:25+09:002020.10.18|

紅葉前線(美瑛の秋)

プレオープンではありますが、昨日から1泊、この宿にとって、私にとって初めてのお客様をお迎えしました。緊張とトラブルの連続で、お客様に助けていただく場面もありましたが、この土地のこと、建物のこと、家具のこと、アメニティのこと、ストレスなくリラックスして過ごせたとお褒めの言葉を頂きました。また、ご友人にもぜひ紹介したいとのことで、大変うれしい気持ちになりました。私が、落ち着き対応出来たら、もう少しお話もできたと思います。「また来ます」と言っていただきお見送りをしました。オープンしてお一人目のお客様、一生忘れない方になるでしょう。 さて、美瑛はここ数日で山から紅葉が降りてきました。先週、大雪山旭岳ロープウェイに乗ろうかと、妻と2人で乗り場付近の駐車場まで行ったのですが、紅葉を見るには少し早かったと引き返しました。その2日後から急に冷え込みが強まり一気に色づき始めました。 今時期の紅葉はもみじの赤や白樺の黄色で美しいのですが、10月末から11月初旬のカラマツの紅葉は見事です。丘は秋蒔き小麦の芽で緑に、山は雪で白く、最高ですね。 一般の観光客の皆さんは、この時期めっきり減ります。しかし、この美しさを知っているカメラマンは美瑛を訪れます。1年に1週間程度しかないこの時期を狙って東京や大阪から来られ、地元のプロカメラマンの写真ツアーに参加する方もいます。 私も、この時期からの方が、カメラを片手に出歩くことが多いです。しかし、ここVilla Skavlaにいると目の前が絶景で、移ろう景色が楽しめ、また、撮影ができます。朝は東に、夕は西にレンズを向けます。しばしば、楽をして薪ストーブで暖かい室内から、絶景に向かってシャッターを切ります。シュカブラには木枠の縦140㎝×横200㎝の窓が2枚入っていて、まるで、額縁の中の絵画が刻一刻と変化していくようです。 写真は、美瑛町の隣、旭川市西神楽の就実地区です。シュカブラから車で10分程度。美瑛に比べて観光客が少なく穴場です。 明日も1組お客様をお迎えします。したことがない焚き火をしたいとのご要望があり、ご一緒しようかと思います。楽しい1日になりますように。

2020-10-08T23:27:54+09:002020.10.08|
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