結構暑い、今の美瑛。
内地では、36・37℃と大変なことになっているが、先日来られた方は、「北海道は涼しいと思ってきたのに、暑い」と予想を覆されたようであった。確かにここ2週間ぐらいは、それなりに湿度もあり、ベタベタする。
また、人気観光スポットのファーム富田、青い池、四季彩の丘などに10時から15時の間に行くと、黒山の人だかりで、渋谷や原宿のようだ。暑い時期、花の見頃だということでここに行く方が多いが、チェックインでお会いした時は、ぐったりしている方が多い。
私は、この時期の人気スポットをお勧めしない。もし勧めるとしても朝の早い時間帯だ。その時間帯は、斜光で綺麗だし、なんといっても人がそれほど多くない。

それより、本来の美瑛の姿、農作物を育てる連なる丘が見渡せるところをお勧めしている。お勧めは、五稜の丘だ。ここは美瑛の丘で一番高いところである。朝、日中、夕方、いつ行っても綺麗だ。夜も星空が綺麗だが、ヒグマ注意だ。
今は、小麦の刈り取りが終盤を迎え、刈り取った後の畑は、明るい茶色に光り、麦稈ロールという刈り取り後の麦の茎で作ったロールが、丘に転がっている。
とてつもなく大きなコンバインなどで作業する農家さんの邪魔にならないよう、静かにその風景を眺めるのである。
刈り取られた麦は、製粉され、うどんやパンなどになって自分たちの食卓に届くのである。
シュカブラでは、朝食食材セットで、地元美瑛産の小麦で作ったパンやトウモロコシのスープ、夏場は朝採りの野菜を用意している。
丘を巡り、素晴らしい風景を見て、そこで出来た穀物や野菜、牛乳、肉などを味わい、農業の力を感じてほしい。