新婚さん、夕焼けを望む。
シュカブラには、新婚旅行で訪れてくれる方が多い。コロナの影響で海外旅行に行けないことも影響しているのだろう。
わざわざ、飛行機で何時間もかけて海外に行かなくても、美瑛の丘は北欧のような風景が見られる。
先日も若いお二人が来てくれた。
一通り、敷地内のことや館内の説明をした後、「今日は雲が程よくあるので、夕焼けが綺麗に見えると思いますよ」と伝えると、「素敵な景色を見に来ました」と奥様。「今日の日の入りは19時頃、夕陽が沈んだ後に夕焼けがやってきますから」と私。「見たい、見たい」と目を輝かせる二人。夕焼けを見た後、焚火をする予定だ。
空に向かって、「二人のために焼けてくれ」と願う。
19時前、そろそろ西の空がいい感じになってきた。シュカブラは、東側の窓は大きいため手に取るように外の様子が分かるが、西側はベッド上の小窓だけであるため、少し外の様子が分かりづらい。いい色になってきたことを伝えようとドアをノックする。反応がない。長距離運転で疲れて寝てしまったのかなと思い引き返そうと振り返ると、染まった空に浮かび上がった二人の姿。思わずシャッターを切った。時を忘れて、西の空を眺める二人。
少し羨ましい。自分にもこんな頃があった・・・はず。
その後、初めて経験する焚火を存分に楽しまたようだ。
夏の北海道は、昼間の時間が長い。日の出も4時頃で3時半には薄明るい。奥様は、朝焼けも見た様子で、「素敵な景色が見られて大満足」と、またまた、目をキラキラさせていた。本当に嬉しいことだ。