これ、シュカブラの木。勝手に名前を付けた。
美瑛の丘には、セブンスターの木やクリスマスツリーの木、ケンとメリーの木など、丘の上に立つ木のなかには名前が付いたものがある。絵になる木が沢山あるが、名前のついていないものも多い。シュカブラの庭に立つこの木にも名前が付いていないので、折角だから名前を付けた。勝手に。
この写真は少し離れた公道から撮ったものだが、なかなか絵になると思う。実際、この場所から十勝岳連峰をバックにこの木の写真を撮るカメラマンが多い。
この日は、快晴。朝は放射冷却で冷え込んだものの、3月中旬ともなると、晴れればプラス3℃ぐらいまでは気温が上昇する。
前日からお泊りになられた方は、とてもラッキーだった。前日もなかなか良い天気で、部屋からは夕陽に染まる山々を、夜は星を、そして、朝霧を。チェックアウト後、丘をドライブし、旭川空港発の夕方の便でお帰りになられるとのことであった。
夕方も晴天が続き、カメラ片手に庭を散歩していると、旭川空港方面から飛行機が離陸する音が聞こえ、シュカブラ上空を旋回、本州に向かって飛んで行った。「〇〇さん、また来てね」とつぶやき、見送った。

シュカブラの6,400㎡の敷地内には、宿泊棟であるヴィラと私の自宅兼レセプションがある。2つは30m程離れているが、滞在中はお隣さんのようなもの。お客様が美瑛を満喫できるよう少しだけのサポートをしているだけで、お話しできる時間も少ないが、見送る時は「あー、行っちゃった」と寂しさを感じるものである。