十勝岳連峰や大雪山に雪雲がかかる日が増えてきました。
昨日は、朝起きて窓の外を見ると銀世界。今シーズン初のシュカブラから見る白い世界に写真を撮らなければと思いましたが、他にやることがありタイミングを逃してしましました。昼前には気温が上がり、木に積もった雪や道路の雪も解け、白銀の世界とはいいがたい景色になってしましました。
急いでやらなければいけないことの原因を作っているのは、自宅兼レセプションにいる2匹の飼い猫です。これまで、レセプションにはエアコンを設置していませんでした。北海道の今年の夏は異常な暑さで、湿度もあり、三重県出身の私にも耐えがたいものでした。天候による暑さとパソコンなどの機械から出る熱で、日中は仕事が捗りませんでした。そこで、来年の夏に備えようと、エアコンを設置したのですが、想定外のことが起こりました。換気機能付きのエアコンのため配管が特殊で、取付場所を入念に施工業者さんと相談し、工事も6時間ほどかかり、無事完了。試運転の良好です。さあこれで、来年は涼しく仕事ができると安心したのもつかの間、2匹の猫がエアコンに興味深々です。猫を飼っている人は分かると思いますが、猫は150㎝ぐらいの高さは容易にジャンプし、高く細いところも走り回ります。2匹のうち1匹が階段から梁に上がり、目の前にある白い箱をジッと見ています。エアコンの上の面は、網目状のフィルターが付いているため、猫にとっては爪とぎにもってこいです。高価なエアコンを一瞬にして壊されてしまう恐れがあります。慌ててエアコンの近くから追い払い個室に閉じ込め、梁の上に仮で「ネズミ返し」ならぬ「猫返し」を取り付けました。1時間ほどで作った猫返しは不格好なうえ、それだけを見ると得体のしれないものが梁の上に乗っかっているようなため、せっかくの北欧スタイルな室内デザインが・・・。それを崩さない猫返しを作ることに昨日から作業を始めたところです。
猫は心を癒してくれますが、ハラハラもさせてくれます。

写真は、先週の曇った日の朝。宿の窓から見ていると、額縁の右から現れた光のカーテンが徐々に左に広がり、この天気でなければ見られない風景を作っていました。