美瑛は少し蒸し暑く感じる日が続いています。晴れ間も少なく、雨も少なく、まさに「どんより」がぴったりな天気の日が多い時期です。ニュースで聞いた話では、今年のこの時期の北海道は日照時間が例年の6割、雨も6割だとのことでした。作物にとっては、あまりよくない日が続いています。辺りの農地を見ていると、特に、春に種を蒔いたものについては、発芽率も悪いように感じます。
シュカブラの敷地内に蒔いたキガラシも、昨年の今頃は満開で一面の黄色い花畑になりましたが、今年は発芽が悪くまばらです。

シュカブラの敷地は、10年ほど前は酪農地として使われていたようで、この土地を手に入れたときに10立米ほどの堆肥が残っていました。
昨年はこの土を使って、少しだけとうもろこしを栽培しましたが、実の付きが良く、家族で食べきれないほど収穫できたので、三重県の実家に送って近所に配ってもらいました。
今年は、その畑にトウモロコシ、トマト、キュウリ、ラディッシュ、ネギなどの種を蒔き、栽培しています。やはり、雨が少なく気温も低めだったので、発芽は遅れましたが、最近の蒸し暑さですくすくと成長しはじめました。トマトは赤い実を付けだし、見た目には美味しそうです。
肥料もやっていません。もちろん農薬も。周りの草を抜く程度で、ほぼ放置状態ですが、それなりに育っています。
お泊りになられたお客様には、タイミングが合えば、トマトやキュウリを収穫していただけます。朝起きて、外の美味しい空気を吸って、シュカブラの畑を覗き、食べられそうなものがあったら、食べる分だけ取って、朝食セットにプラスする。少し楽しそうです。素人が作ったものなので、味は保証できませんが(笑)
今年もトウモロコシは成長の勢いを増しています。黄色く大きな粒を付けたものも待ち遠しいですが、集中して実を大きくするために、小さいうちに間引いたトウモロコシもなかなかいけます。間引いたトウモロコシとは、スーパーで瓶摘めで売っているヤングコーンです。昨年のヤングコーンは格別でした。瓶詰めとは比べ物にならない新鮮さ、さっとゆでて塩をふるとさらに甘みが際立ちます。
早くシュカブラの畑で収穫してくださる方がいらっしゃらないかと、待ちわびています。

東京方面からお越しになられるお客様とお話していて気が付いたことがあります。多くの方が、北海道の空港と言えば新千歳空港という認識があるようですが、旭川空港は北海道のど真ん中にあります。シュカブラは、その旭川空港から13分のところ、羽田から2時間でつきます。遠いけど近い、私も少しびっくりです。富良野美瑛にお越しになられる際には、是非、旭川空港をご利用ください。