Villa Skavlaがある、北海道美瑛町は「丘のまち」と言われています。
その言葉に表されるように、町内には数多くの丘があり、その中には「北西の丘」や「マイルドセブンの丘」など名前のついたものもあります。
名前のついた丘は、その景色の美しさ故に観光客が数多く訪れる場所となっていますが、その他にも、丘のまち美瑛には名もなき美しい丘が多数存在します。
Villa Skavlaの周囲に広がる丘もその一つです。
美瑛の丘の風景が美しいのは、丘の向こうに望む十勝岳連峰などをはじめとする壮大な自然の美しさだけではなく、そこで営まれる農作業によって作り出される様々な景色のおかげです。
大型トラクターによって耕された後の土のこげ茶色、成長した麦の穂が光をあびて風にたなびく黄金色、防風林の役目もになって丘の上に植えられたカラマツが秋にみせる橙色など四季によってさまざまな美しい色をみせてくれます。
冬には、酪農などをのぞき、多くの農作業が休みの期間に入ります。
丘は一面雪におおわれ、あたりはほとんど白一色の世界になります。北海道の農地は広大なのでまさに見渡す限りの銀世界です。
毎年12月から3月までの約4か月間、丘は雪におおわれるのですが、その景色も4か月間全く変わらないわけではありません。
今度は自然がみせてくれます。
先日のように強風が吹いた後は、風によって雪面が削り取られ、波のような模様ができます。
これが「Skavla(シュカブラ・風雪紋)」です。
当然ですが、二つと同じ模様はできないので、その時目にする模様はその時だけのものですし、風が吹いた後に雪が降るとすぐに埋もれて隠れてしまいます。
また、Villa Skavlaの周りには、キタキツネやエゾリス、野ウサギなどが訪れるのですが、エゾリスと野ウサギはなかなかその姿を見せてくれることはありません(キタキツネは季節を問わず、よく目にすることが出来ます。)。
ただ、冬の特典としてみんな、足跡を残してくれます。
この形はウサギだな、このちっちゃいのはリスかな、あっ!ウサギの足跡の後にキタキツネの足跡が!ウサギは逃げきれたかな?など想像するのも冬の楽しみのひとつです。