北海道美瑛にオープンする絶景の宿(1日1組限定の貸別荘)のオーナー櫻井です。

 

7月に入り、気温も上がるようになってきました。とはいっても30度までは達していません。日照不足が続いていると農作物が育たなく、反対に雨が降らないと水不足で枯れてしまい微妙なバランスが大事です。

道外の方は、北海道の夏といえば涼しいと連想されると思いますが、美瑛を含み旭川を中心とする上川は盆地であるため、気温は意外と上がり30度を超えることもたびたびあります。ただし、朝晩は気温が下がり、スーッとした冷気を感じます。この寒暖差が、トマトなどの果実の成長には大事で、美味しい野菜ができるのです。美瑛はトマトの産地でもあり、新規に就農される方は、先ずはトマト栽培を一から叩き込まれ、その後、麦や甜菜糖(砂糖の原料)などを栽培するようになり、立派な農家になっていくそうです。

 

先週、美瑛町の隣、上富良野町まで足を延ばし、丘ブラしてきました。

上富良野町も酪農と畑作地帯で綺麗な景色が見られるところです。同町には、ドラマ「北の国から」で有名になった露天風呂、吹上温泉があります。この日も旅行者や地元の方が入りに来られていました。

私が三重県から移住する前に旅行でここに立ち寄ったとき、地元の人から「どこから来たの?」と聞かれ「三重県から」というと、「上富良野には三重県人会があって。私の爺さんは三重県から入植したんだ。親戚も三重県にいるよ。」とのこと。100年以上も前、現在の津市から入植したとのことで、お爺さんから聞いたという開拓時の苦労話を聞くことができました。昔は人力や馬で土を起こし、木を切り倒して根っこを抜き、広大な土地を耕した、気の遠くなる作業だったのでしょう。話す言葉が、少し伊勢弁のイントネーションに似ている部分があったのを覚えています。

「冬道は危険だから安全運転で旅行するんだよ。これしかないけど持っていきな。」と缶ビールを1本渡されました。「んっ」と思いましたが、ありがたく頂戴し、極寒の車中泊で寝酒としていただきました。

平成9年に上富良野町と津市は友好都市提携を結んだようです。

週末、涼しくなった夕方、敷地内で焚き火をしました。揺らめく炎を見ていると心が落ち着きます。焚き火を見ながらぼーっとするのもいいですね。

広い敷地では、ちょっとしたキャンプ気分も味わえます。

 

Villa Slavla(http://villa-skavla.com)は建物を丸ごとお貸しする一棟貸(貸別荘)スタイルです。4000㎡の敷地に、1日1組限定のラグジュアリールーム特別な時間をお過ごしください。

 

写真は敷地から見えた夕焼けです。夕陽が沈むと景色を見なくなる人がいますが、夕焼けは日没後にやってきます。時間を忘れて空のグラデーションを楽しんでいただきたいです。

 

敷地内のキガラシが満開に近くなりました。初めて種まきをしたので、咲き方にムラがあります。次回はもう少し綺麗に撒けると思います。

ここ数日は、草刈りや杭打ちなど敷地の環境整備。お客様をお迎えするための準備は、まだまだ続きます。