今週末はクリスマスですね。北海道美瑛もやっと根雪になりました。いつものように綺麗なホワイトクリスマスを迎えられそうです。
最近は、大雪山や十勝岳に雲がかかることが多く、切れ間から光が差す天使の梯子(光芒)がシュカブラの窓から見られることが多いです。
昨日は沢山の雪が降り、夜は晴れて風が吹いていたようです。
朝起きて、窓の外を見ると雪の柔らかな部分が風に飛ばされて、少し硬い部分が残る現象、シュカブラができていました。今シーズン初のシュカブラ。雪の量もそれほどなく、風もそれほど強くなかったため、波がうねるようなシュカブラにはなりませんでしたが、雪面に光が差すと自然が作った不思議な模様を見ることができました。

ここ数年は、冬でも何台かのレンタカーを見かけるようになりました。10年ほど前は全くと言っていいほど観光客を見かけませでしたが、ウインタースポーツ目的ではなさそうな方々をしばしば見かけます。でも、まだまだ夏には遠く及ばない。
北海道外の方が美しい真っ白な雪原を見てみたいと思っても、二の足を踏む大きな要因が寒さです。「氷点下15℃」と聞くと、想像もつかない寒さに恐れをなすのです。ただ、皆さん勘違いをしているのは、家の中も寒いと思っているということ。確かに戦後間もないころはそうだったのでしょうが、何を隠そう、今は北海道の家の中は日本一暖かいのです。室温は21℃。ぎっしりと断熱材の入った外壁の暑さは25~30㎝、窓は3重のガラスです。三重県にある私の実家の室内は18℃、身体の芯が冷える感じがします。北海道で生まれ育った妻を連れて帰省すると、いつも「寒い、寒い」と言っています。身体の芯が冷えた状態で5℃の外に出ると「嫌な寒さだ」と言います。
北海道の家では身体の芯が冷えないため、マイナス15℃の外に出ても表面は冷たく感じますが、背筋を抜けるような寒さは感じません。いわば、スカッとした寒さ。とりあえず、仰向けにキタキツネや野ウサギの足跡が付いた大きく白いベッドに横たわります。何も考えないで、青空やちらつく雪を見つめます。多少、顔に雪が被ろうが気にしません。
さあ、雪かきです。ふかふかの軽い雪ですが、広範囲を除雪すると、着ていたダウンジャケットを脱ぎ、フリースを脱ぎ、長袖Tシャツだけになり身体から湯気が出るように熱くなります。除雪が終わって家に入ると、室内は春のよう。冷えたビールが最高ですね。
冬ならではの楽しみ方です。