先週、北海道の日本海側やオホーツク海側には沢山の雪が降りました。美瑛でも2日間で40㎝ほど積もりました。この時期の雪は気温が高めなため、少しべちゃべちゃしていて固まりやすいです。早速、小学生の次男と一緒に雪だるまを作りました。厳冬期である12月下旬から2月はサラサラの雪で固まりづらく、その時期に雪だるまを作ろうと思うと少し水を混ぜてやる必要があります。
厳冬期の遊びは、先ずふかふかに積もった雪へのダイブです。スノーシュー散歩、そり遊び、そして、雪の結晶をじっくり見ることです。関東や関西でも雪が降ることがありますが、地表に落ちた瞬間から雪の結晶は溶けてしまいます。建物の外壁や車のボンネットなど、色の付いたところに落ちた雪は結晶が見やすいです。黒い画用紙を用意してもいいでしょう。雪の結晶は、一つひとつ形が少しずつ違い全く同じものはないそうです。また、晴れた日の朝は室内からダイヤモンドダストや運が良ければサンピラーを見るのもいいでしょう。
冬の晴れた朝は、放射冷却で氷点下20℃程度になりますが、室内は+22℃。北海道の家は本州などの家に比べて格段に断念性能が良く、室内は快適です。「秘密のケンミンショー」というテレビ番組でも言っていましたが、冬の家の中の平均温度で一番暖かいのが北海道だとのことです。冬に来られた北海道外の方が、室内に入り最初に声にされるのが「暖かいー!」です。
私が、北海道に移住して感じたことのひとつが、道産子(北海道生まれの人のこと)は、非常に寒がりということです。その証拠に、進学や就職で上京した道産子は、暖かいところに行けると喜んで上京するようでが、冬の東京の室内の寒さに凍えるそうです。そして、室内で身体の芯が冷えているため、北海道に寒さに比べて大したことのない+5度の室外に出ても凍え、「嫌な寒さ」だと感じるようです。
北海道では極寒を克服するために、外壁の厚み30㎝程度で断熱材をぎっしり詰めた高性能な家を作るに至ったのででしょう。

9・10月に野ウサギをよく見かけました。焚き火をされていたお客様から5mぐらい離れた所にしばらく座っていたこともあります。最近、あまり見かけなり引っ越したのかと思っていましたが、積もった雪の上に沢山の足跡が残っていました。よく見ると、足の大きさと歩幅が違います。親子のウサギなのでしょう。足跡があったその日の夜から、窓の外に庭を走るウサギを見かけるようになりました。ウサギは季節で毛が生え変わります。まだ、茶色でしたが、もうじきすると真っ白の毛に生え変わるでしょう。

明日から12月です。クリスマスがやってきます。クリスマスイブには美瑛の丘のクリスマスツリーの木を見て、クリスマスディナーやクリスマスケーキを食べ、薪ストーブの炎を眺めながらワインを飲み、いつものホワイトクリスマスを過ごしたいと思います。