美瑛の丘には、所々に鮮やかな黄色が見られる季節となりました。黄色はキカラシや菜の花です。作物が刈り取られて、色合いとしては少し寂しい丘になっていましたが、鮮やかさを取り戻しています。この黄色い花たちは緑肥といって満開の時期を少し過ぎたころからトラクターで倒され畑にすき込まれ肥料となります。
シュカブラの庭(庭と言っても1000坪以上ありますが)のキカラシも5分咲きといったところです。

先日、お客様のいらっしゃらない日に大雪山の旭岳ロープウェイに乗ってきました。シュカブラのホームページ上の写真は飲食店さんの写真を除き、全て自分で撮るのですが、旭岳ロープウェイの写真は、フリー素材を使ったものでした。これを自分で撮ったものにするために行ったのですが、上の駅である姿見駅付近はちょうど紅葉のベストシーズンでした。
私は、病気の後遺症で脚に障害があるため、傾斜や段差の上り下りにとても時間がかかります。当初は、ロープウェイに乗って写真を撮ったら帰ろうかと思っていましたが、あまりにも樹々が綺麗だったので、姿見池コース(所要時間1時間程度)を歩いてみることにしました。2台のカメラを肩から下げ、リュックを背負い、妻に手を引かれながらぎこちなく歩いている様子は、他の人にはどう見えたのでしょう。途中、「気を付けてね」と声をかけてくださる方や、私よりはるかに年上のお爺さんやお婆さんまで道を譲ってくれます。私は自分のペースでゆっくりゆっくりと歩きます。妻は、段差の上から私の手を引っ張りゼイゼイ言っています。やっと1周の半分、姿見の池に着きました。少し風はありますが、旭岳が池に写り込んで綺麗です。さて、今度は下りです。山登りは降りるときこそ注意しなければなりません。ガクガクと脚にショックが伝わり、膝が反対に曲がりそうです。それでもゆっくりゆっくりと。
姿見駅まで戻って時計を見ると、2時間半が経過していました。登山とまでは言えないですが、紅葉の中、軽いトレッキングができ、楽しい時間でした。普段のDIYなども障害を持つ前の2倍の時間がかかりますが、トレッキングも同じでした。でも、諦め辞めてしまうとそこで終わりですね。小さなことでも挑戦が大事です。そこに生きる意味があると思います。

ホームページで紹介している富良野スキー場の写真もフリー素材ですので、冬にはこちらも自分で撮ったものにできるよう挑戦しようと思います。