春なのに寒い日が続いています。寒さは、肌寒いというレベルではなく、関東や関西でいうところの冬のようです。昨夜は雪が降り、農地には薄っすらと積もり、芽を伸ばし始めた秋まき小麦の緑と雪の白のコントラストが美しい風景を作り出しています。風は強く、上空を流れる雲が太陽を遮り、切れ間から差し込んだ光線がスポットライトのように丘の緑や白を照らします。
ここ数日は、1日のうちで天気が目まぐるしく変わります。快晴から曇り、雨や雪とバリエーションが豊富です。こういう時こそ、その時にしか見られないような絶景がよく見られます。それと同時にシャッターチャンスも訪れます。

毎日、朝夕、シュカブラ上空を行きかっていた白鳥が、急に少なくなりました。時々数羽を目にしますが、大部分はシベリアに向けて出発したのでしょう。白鳥は飛んでいるとき、必ずと言っていいほど鳴きますが、先週までの鳴き方は激しく、群れが少なくなってからの鳴き方は少し声が小さいような気がします。

もともと、4月の美瑛は1年でも最も観光客が少ない時期ではありますし、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の影響もあり、当施設も寂しい状態が続いています。
昨年、宿泊棟は完成しましたが、まだまだ、外構が整備されていない部分が多くため、この空いた時期を利用し、自らスコップやつるはしなどを持ってDIYに取り組んでいるところです。これまでのも、建坪18㎡ある倉庫や薪小屋など作っており、よく友人にはDIYの域を超えていると言われますが、今回も土木工事のようになっています。
当施設は焚火をお楽しみいただける宿ですが、安全に行っていただくため、これまでよりも広い焚火コーナーを作成中です。また、タイム(ハーブの一種)やクローバーで緑の絨毯を作ろうと思います。あれも、これも、まだまだここもと考えていると切がありません。
身体障害があり、人一倍時間はかかってしまいますが、知恵と工夫を駆使し、身体が動かなくなるまで、やり続けるでしょう。リハビリの一環として。