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9月 2024

ソバの刈り取り

2024.09.04|

午前9時、事務室で仕事をしていると『ゴーッ』という音がする。 『始まったな』 蕎麦の刈り取り作業である。 この時期、朝、快晴の日は放射冷却で10℃近くまで冷えることがあり、夜露がソバの実に付くため、ある程度太陽が昇り、気温が上がり乾燥してから刈り取り作業をするのだと思う。 大型コンバイン(超大型ではない)が3台、シュカブラの前の広大なソバ畑をバリカンで刈るように綺麗にソバを刈り取っていく。 刈り取った直後は、緑色の茎が表に現れコンバインのキャタピラの後が縞々になって畑に残っていく光景が何とも綺麗だ。この茎は、数日すると朱色に変わり、畑一面が秋色になる。 コンバインの運転手さんは、刈り残しが無いよう、また、無駄な時間をかけないよう、真剣な表情で作業を進めていく。 宿泊棟や管理棟の窓からは、目の前を横切る大きなコンバインが見え、圧倒されそうな感覚だ。 以前に比べ、美瑛はソバを栽培する農家さんが増え、それに伴いソバ畑も増えた。 その裏には、農業者の高齢化や人手不足という問題がある。 [...]

8月 2024

謎の小包が届く

2024.08.15|

先日、女性3名の連名で小包が届いた。 「誰なの、この人たち? お客さんで、こんな名前の人たちは覚えがないけど」と妻が少し困った顔で言う。 別に変な焦りはなかったが、差出人の名前を見ても覚えがない。 名前から読み取るに、年の頃は60歳代前後のようで、住所を見ると東京都八王子市となっている。 誤って配達されたものかもしれないし、もしかすると開けた瞬間、「ドカン!」なんてことも怖いため、開けるに開けられない。 住所と年代、そして最近の自分の行動を遡り、記憶を蘇らせる。 『あっ、たぶんあの時の人たちだ』と思い当たる節があった。 『きっとそうだ』と心を決め、包み紙を開けた。 中には、私より少しばかり年齢が上だと思われる女性3人と私が一緒に写っている写真、そして手紙、お菓子が入っていた。 この3名の女性、2か月ほど前に僕が敷地入口付近を草刈りしているときに前の道路を徒歩で通りかかり、「北西の丘展望台」と「ケンとメリーの木」までの道を尋ねてきた人たちだ。 [...]

7月 2024

田舎暮らしはのんびりしていない

2024.07.31|

シュカブラの土地は、自宅兼管理棟も含め6反ある。「反」と言ってもイメージが湧かないと思うが、約1800坪(6400㎡)だ。1800坪と言ってもイメージできなければ、地域によって違うが一般的な住宅街の一区画が約50~70坪であることから想像してほしい。つまりは、とても広いということ。ちょうど長方形で間口64m×奥行100mである。 「広くてゆったりとのんびり過ごせていいなぁ」と思うだろう。 そんなに甘くはない。 この土地を購入した時は、「冬の除雪が大変だろうな」とは思ったが、雪を捨てるところは沢山あるため、除雪はトラクターにスノーブロアという雪を飛ばす機械を付けたものと除雪機を使えば、必要なところを除雪するのは2時間程度で終了する。また、美瑛は12月初旬から雪が積もり始め、ピーク時でも1m程であるため、毎日除雪をするということもない。むしろ、敷地がそれほど広くない住宅街の方が、大型機械が使えないため手作業になり、捨て場もなく、隣家の敷地の前に捨てようものなら、ご近所トラブルが発生する(雪国では多い話)から大変だ。 では、何が想像していた以上に大変かというと、草刈りだ。5月初旬には草刈が必要になり始めるが、これが10月中旬頃まで続く。6月~9月は雨が降って晴れると、一気に草が伸びるのである。1800坪を1日で一気に済ませるのは不可能。1日2・3時間程度作業し3日間で終わらせるが、天候によりできない場合もあり、3日目に終了したと思ったら、初日に刈ったところは、もう結構伸びている。ということで、この時期、雨の日以外は毎日草刈りという具合だ。 作業としては、刈払機や自走式草刈機、鎌を使うが、特に刈払機の操作では、小石を跳ねて建物のガラスなどを割らないように慎重に行う。 作業中には、草に隠れていたスズメバチが飛び出して来たりと、ヒヤヒヤすることも多い。 うちの宿の田舎暮らし体験メニューとして、薪割やトラクター運転体験もあるが、草刈り体験も追加した方が良いだろうか。綺麗に1反刈ってくれたら、ワイン1本をサービスとか。 ときどき、のんびり田舎暮らししたい(移住)などの話を直接や役場の移住相談窓口を通して聞くこともある。田舎暮らしはお勧めするが、やることが山ほどあり、のんびりとはしていないと思う。ただ、その忙しさを楽しく思えるかどうかも移住するか否かの大きなポイントだ。

美瑛マジックにかかる

2024.07.14|

この時期、ラベンダーを見たいと富良野のファーム富田に行きたいというお客さんが多い。多いということは、当然そこは混雑するということ。 先日、お客さんに前情報を伝えるため、ファーム富田に電話し混雑状況を聞いた。 「やっぱり混雑してますか?」 「そうですね、沢山の方にいらしていただいています」 「駐車場に入るまでも渋滞していますよね」 「いいえ、停滞しています」 「そうですよね」 「外国の方が多いと聞きますが」 「はい、9割ぐらい外国の方だと思います」 とこのような感じだ。 [...]

6月 2024

おばあちゃん、おかえり

2024.06.29|

『おばあちゃん、おかえり』 僕は、心の中でそう呟いた。 先日、2022年12月17日のブログに登場する関西弁で話すご高齢のお母様と娘さんのお二人がシュカブラを再訪してくれた。 本当なら前回の来訪から1年後の昨年12月に来られる予定で予約もいただいていたのであるが、お母様が体調を崩されたとのことで、来ることができなかった。 娘さんのお仕事の都合上、12月にお休みが取りやすいとのことであったため、今度お会いできるのは、前回から2年後の今年の12月になるのかな。お母様は大丈夫なのだろうかと心配していた。 今回の宿泊のご予約時のメッセージには、お母様の体調が回復されてこと、美瑛に行きたくて冬まで待てないことが書かれていた。 メッセージを見て安心し、6月になるのを楽しみに待っていた。 お母様は前回より少し足が悪くなられたようであったが、お元気そうである。 入室するとヴィラの土間に置かれた椅子に腰かけ、窓から外を眺め、「わー! 緑が凄いなぁ。あれなんやろ?」と目の前に一面に広がった広大な畑を見て問われる。「蕎麦ですよ。最近、芽を出し始め黄緑色が綺麗ですね」と答えると、「初めて見たわ」と変わらぬ関西弁でお話された。 大阪で生まれ、三重で育った僕にとっては、おばあちゃんの発する関西弁の一言ひと言が前回と変わらずとても心地よい。 6月も終盤になり、予想通り美瑛・富良野の観光客が増え、「ファーム富田」や「青い池」などの有名観光スポットは混雑し、時間帯によっては駐車場に入るための渋滞も起こっているとのこと。 [...]

旅の感動をお手伝い

2024.06.14|

秋まき小麦には穂が付き、すくすくと成長している。ジャガイモやトウモロコシ、ビート、蕎麦なども徐々に成長し、今の美瑛の丘は、1年のうちで一番緑の多い時期かもしれない。 先日、改めて気付かされたことがある。 観光に来られた方が、所謂有名(撮影)スポットを巡っても、地元民が同じ場所に向かうのとは見え方が違うということ。 チェックインの際、お勧めスポットをお知らせし、翌朝、車で巡られたようであるが、その感想を聞いてみると想像していたものより感動が少ないように感じた。少し道にも迷われたようであった。 美瑛は広大な農地の間を道路が走っており、目印になる物があまりないため、道にも迷いやすく、特に内緒のスポットなどは看板もなく目的地にたどり着いたのかどうかも分からないこともある。 再度、人が少ない穴場スポットに挑戦してみたいとのことであったが、もしよろしければと、夕方、こちらの車で、丘を案内することになった。 改めて、朝は何処に立ち寄られたかを確認したが、穴場スポットの他、取りこぼしなく良さそうなポイントを巡られている。 ただ、スポットに向かうまでの経由した道が違うようだ。 お客さんと一緒に、宿をスタート、「ここを通りましたか?」「ここで曲がりましたか?」と聞くと、コースが違うことが分かった。 ナビを使うと一般的に最短コース(稀に変な道)を案内し、スポットに行くにはその道が一番早いが、自分が目的地に向かう際には、最短コースに拘らず、途中、綺麗な景色が見えるところを周るようにしている。ここのところは、なかなか地元民じゃないと分からないところである。 [...]

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