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3月 2025

別れの時(卒業シーズン)

2025.03.05|

3月になった。 毎シーズン、氷点下20℃を下回る日が少なくても3回はあるが、今シーズンの美瑛は、それがない。 おそらく、このまま春を迎えるのであろう。 3月といえば、卒業シーズンである。 うちには長男と次男の2人の男子がいる。 長男は高校3年生で、3月1日に卒業式があり、妻とともに参列してきた。 僕たちが子供だった頃、高校の卒業式に親が沢山出席していたような記憶はないが、両親ともに参列している家庭も多く、体育館には生徒より保護者の数の方が多い状態だった。 8年前、次男が保育園を卒園する際、僕は「父母の会の代表」をしていた関係で、卒園式での謝辞の大役を仰せつかった。 大変な役を引き受けてしまったと思いながらも、本番で支離滅裂なことを言わないよう、ちゃんと書面にして準備をしていた。 ありきたりな文章にせず、聞いている保護者や先生や来賓などが退屈しないよう、また、自分色を出そうと考え、何度か書き直し、本番に挑んだ。 [...]

2月 2025

ポツンと立つ木が語るもの

2025.02.20|

今シーズンの美瑛は、気温が高めだ。 毎シーズン、氷点下20℃を下回る朝が5回はあるが、1回もない。 もう、2月下旬になるが、このまま終わってしまいそうな天候だ。 さて、今日は予告通り、美瑛の丘にポツンと立つ木の話をする。 よく、〇〇の木と呼ばれる木がある。名前のないポツンと立つ木も沢山ある。 丘の上のポツンと立つ木、確かに見栄えが良く、写真映えする。 思慮深い人は、それを見て「どうして、あんなところにポツンと木があるのか」と聞く。 それには、北海道の開拓の歴史と深い関りがある。 北海道は、約150年頃前から本州などの内地から移り住む人が増えた。所謂、入植(未開の地の開拓)だ。 ここ美瑛も少し遅れて入植がはじまった。 [...]

質の高い観光

2025.02.05|

Instagramなどに投稿するため、所謂『映える写真を撮りたい』、言い換えれば、沢山の人に見てもらい『良い評価を得たい』という気持ちは、多くの人が持つ感情だと思う。 ただ、その気持ちだけが先行して、美しく見える理由や美味しく感じたり、楽しく感じるまでに至る理由を理解しようとしないのは、いかがなものなのかと思う。 聞いた話ではあるが、こんなことがあったらしい。 その一つは、こうである。 観光協会を通して美瑛の丘や森をめぐる観光ツアーガイドの申し込みがあった。2・3時間程度のツアーで、目的地までの移動中や見学ポイントでは、ガイドさんが観光マナー、美瑛の歴史や現状、それがなぜそこにあるかなどを、解説をしてくれる。 最近、そのツアーガイドを申し込む客層は若者の割合が増加しているようである。若い方に美瑛を知ってもらうことは喜ばしいことであるが、中には「解説はどうでもよいから、早く映えるところに連れて行ってくれ」というような客も増えているとのことだ。 もう一つは、人気のある飲食店で、到底食べきれないほどの料理を注文し、殆ど食べないで写真だけを撮るというような出来事が日常的にあるとのこと。 『金を払えば良いでしょ』という考え方なのかもしれないが、その料理を作った人に対しては、とても失礼なことだと思うし、舌で美瑛を感じようとしていない。実際、料理人も複雑な心境らしい。 美瑛では農地などの私有地への立ち入り問題が目立っているが、前述のようなことも、同様で、旅する際の地元への敬意の欠如が招いている出来事であると思う。 美瑛町の人口は9,600人、昨年の観光客数は240万人、明らかなオーバーツーリズムである。もちろん多くの方に美瑛を知って貰いたいが、それはあくまでも良識ある方に来てほしいのであって、美瑛を壊しに来る人には来てほしくない。そう思っているのは地元民に限らず、美瑛のことが本当に好きで、この地を訪れてくれる人も、そうだと信じている。 [...]

1月 2025

人間なんて、ララーララララ、ラーラ♪

2025.01.19|

セブンスターの木の近くの白樺並木が伐採された。 伐採された経過は、美瑛町役場HPの美瑛町景観審議会(農業、観光業、飲食業、写真家等の町民で構成される町の諮問機関)で議論された記録が、公式なものとして掲載(令和6年度 第3回)されている。 その内容は次のとおりである。 ・白樺並木の日陰になることによる農作物の減収 ・落ち葉や訪問者が捨てるゴミを片付ける労力に苦慮 ・並木周辺で写真撮影する観光客が密集し、道路通行に著しい弊害が出ている という理由から、木の所有者から伐採したいと町に承認の要望があった。 これを受け、伐採について同審議会で審議された。 セブンスターの木は町の「重要景観樹木」に指定されているが、白樺並木はこれに該当しないとのことで、伐採は所有者の裁量によるという見解が示された。 [...]

冬のお客様

2025.01.04|

明けまして、おめでとうございます。 とはいうものの、既に今年が始まって4日目になる。 昨年は約130組、約270名の方にお越しいただいた。 大変ありがたいと同時に、いろんな方とお話ができ嬉しく思う。 年末から年始にかけても、隙間なくお客さんに来て頂いている。 冬のため、車の運転に不安がある方が多く、飲食店への送迎や丘の案内をする機会あり、車の中で沢山の話をするのであるが、最近の傾向として、初めて北海道に来る、それが今回の冬だ、という方が増えている。 10年以上前、美瑛で冬に観光客を見かけることもほとんどなく、見かけても写真家や写真愛好家が、真っ白の雪原をカメラに収めに来ているぐらいだった。 コロナの前あたりから、雪が降らない台湾の方が訪れるようになり、コロナ明け以降は韓国の方が爆発的に増えている。 これまでの日本の方の傾向としては、夏に初めて北海道に来て、冬を勧められ、怖いもの見たさで来るような感じだった。 ただ、一旦来てみると、想像していたより寒く感じないことと、何よりも真っ白な世界と、本州と違うサラサラの雪に感動する。 [...]

12月 2024

挑戦への一歩

2024.12.16|

三重県から北海道に移住して25年目、四半世紀が過ぎようとしている。 27歳で初めて北海道を旅行し、まだ何も知らないにも関わらず、いずれこの地に住みたいと思った日のことを覚えている。 それから、夏と冬の合計8回程度訪れ、30歳で北の大地に移住してきた。 親戚や知人・友人も全くいない土地で暮らす不安が全くなかったかと言えば嘘になるが、生まれ育った土地ではなく、自ら選んだ地で暮らすことが出来ることの喜びや希望の方が遥かに勝っていたし、今のこの土地で暮らすことに希望があり、移住して良かったと思うのである。 先日、首都圏から20歳代後半のご夫婦がシュカブラに来られた。 丁度、僕が初めて北海道に来た年齢と同じくらいだ。 ご主人は初めての北海道、奥さんは2回目らしい。 一緒にドライブしながら話をしていると、「どうして北海道に移住したのか」「移住して良かったか」などを聞かれ、どうも何処か田舎に移住したいような雰囲気が伝わってきたため、ストレートに「移住しますか?」と聞いてみた。 現在、ご主人はシステムエンジニアとして、ほぼ在宅勤務をされているとのことであったが、田舎で宿泊業などのサービス業や農業などをやってみたいとのこと。 ただ、田舎暮らしをするために、住む地域や仕事のことなど何から手を付ければ良いかが分からないとのことであった。 [...]

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